カマキリの寿命は?どのくらい生きる?いつまで飼育する?
2017.07.07 ハラビロ4齢
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飼育し始めるととってもかわいいカマキリ、最初は軽い気持ちで飼育を始めてもいつまでも一緒に居たい!と思ってしまう魅力に溢れています。
しかしカマキリは小動物などのペットの様には長生き出来ません。
そもそもカマキリの寿命がどのくらいなのかと言う疑問がありますが1年以上長生きしたカマキリを私は聞いた事がありません。しかし大体1年程度とは言われているのでどこかにその記録があるのかもしれませんね。ただネット上でも本でもデータの元がどこなのか曖昧ですから信じ切れるだけの説得力のある言われかはちょっとまだ疑問です。
とりあえず我が家では1月~8月まで飼育をしたカマキリが居たので実質8か月は余裕なのではないかと思います。
繁殖を経たカマキリとそうでないカマキリの寿命の差は?
カマキリは成虫になると繁殖行動を始めます。オスとメスが出会い交尾をしてメスは卵嚢を蓄えます。
ここで交尾や産卵を終えたカマキリとそうでないカマキリの寿命の違いについても気になる所です。
一般的にメスのカマキリは卵嚢を産み付けた後は体力不足で早めに死んでしまうと聞いた事があります。
交尾をしていないカマキリは恐らく問題なく元気でしょうが交尾を終えたカマキリは多少傷物と言うのも変ですが負担がかなり本体にはくるものだと思われます。
特にオスの仕事は交尾の時だけっちゃだけですけどメスは更に産卵がありますからね。
2016.08.13 オスのオオカマキリ キリショー(我が家の初代です)
2016.08.13 メスのオオカマキリ キリト(我が家の初代です)
2018年度の秋、多くの成虫カマキリを飼育しました。
最初の目的は卵を持ったメスを捕獲して卵を産ませる事だったのですが徐々に目的が変わってきました。秋の寒さと餌の無さを耐えているカマキリを飼育下に持ち込み少しでも長生きをするサポートを出来ないかと思い始めました。今思うと自然に逆らった余計な事と冷静に考えることも出来ますが、いまだに目の前のこの小さなかわいい生き物がガチで延命出来ないかはいつも考えさせられます。
2018.11.11
しかしそれはとても代えがたい運命だと言う事を幾度も知りました。
立ちはだかる「寿命」と言うものが確かに感じられました。どんなに気温を保っても餌を与えてもカマキリはどんどん死んでいってしまいました。
実際に命尽きるまで、健康であるカマキリを死ぬまで育てきった事がなかった頃は憶測でしかものを言えないところがありましたが、やはり交尾や産卵と言う繁殖行動を経たカマキリの方がそうでないカマキリより早くお亡くなりになるような気がします。
と言うか、カマキリは弱ってくると産卵をして子孫を残して死にゆくと言う話があるそうです。これは生き物にとってとても合理的な話でもあります。カイコガの成虫などが口を持たない=餌を摂取しない事から見られる様に昆虫の成虫と言うのは子孫を残すためだけに存在をしていると言っても過言ではないのだと思います。
昆虫はそもそも長生きへの執着をしないのだと思います。長生きへの執着があるのは人間だけではないのではないでしょうか。しかしそれも”子孫を残す事”これに集結される部分があるのかもしれません。そして私たち人間もどんなに長生きへの執着をしても「寿命」には抗えません。
2022.09 産卵しそうな腹持ちのメス
産卵についてはやはりとても体力を使うところですからね。(たま~にオスはメスに食べられてしまって交尾中に命を落とす事もありますがそれは寿命とはまた別の話として。)
しかしここについても個体差と言うのがありますから必ずしも繁殖を終えたカマキリだからと言って過剰に早死にするとは限らないと思います。とても元気で健康に育ったカマキリであるのなら繁殖をしないまま過ごしているけれどヨレヨレのカマキリよりきっと長生きしそうですしね。ここのところは一概には言えないところがどうしても出てきます。
しかし人間に置き換えてみましょう。生涯子供を作らず独り身を貫いたからと言って寿命が延びますか?そんな話は聞いた事がないですよね。むしろ人間は孤独だと早死にするとかそんなストレス的な問題まで出て来てしまいます。
では犬猫に例えてみましょう。犬を飼育している知人曰く避妊手術をした方が病気にはならないとか寿命が延びるとか、え?そんな話もあるって事はやっぱり何かここに生命の秘密が隠されているのか?けれどそれも個体差ありけりの話だと思うのでやはり確証がない。
人間や犬猫と昆虫はまた別だとは思うのですがみんな生き物ですから似た傾向は読み取ってもいいのではないでしょうか。と言うか比較を楽しむのもおもしろいって感じです。まとめて傾向を考えてみると、言い切ってしまえば交尾をしたしないは寿命に直接関係ないって感じでしょうか。
そもそも死ぬ時期に産卵をするわけで。それは自然下にいるカマキリ、繁殖をするしないに限らずみんな時期が被るものです。
交尾をしたしない、産卵をしたしない、に関わらず時期が来れば死んでしまう様な造りなのかもしれません。
ただし交尾や産卵に物凄い体力を使うのは確かだと思うのでそこをどう持ちこたえるかが大事なんだと思います。しっかり力尽きない様に餌を与え水分を与え、基本の飼育をしていてあげればきっとカマキリも最大限長生きして頑張ってくれる事でしょう。
2018.11.08
こちらのカマキリは子供が扱っていた個体で産卵中に我が家にやって来た子でしたがどうやら産卵前の餌が不十分だったらしく産卵後1日で弱ってそのまますぐに動かなくなってしまいました。産後の生涯の終わりに差し掛かる時、頑張ったご褒美にたっぷり食べさせてあげたいですし産卵で力を使い果たしてしまわないように産卵前は特に気を付けて餌を与えておきましょう。
そして産卵を終えたメスだからと言って見放さない事ですね。飼育を続けるのなら今まで以上に大事に育ててあげる事でカマキリの生きる時間は1分でも2分でも長くなるものだと思います。毎日の変化を見逃さず短い余生を共に過ごしていきたいですね。
メスの話に偏ってしまってますがオスはどうでしょうか。
2018年の秋、従来の私にとっては完全にカマキリ終わりシーズンに改めてフィールドに散策に行き驚いた事、それは「メスはまだまだいるけどオスが全く居ない」と言う事です。※見つけられなかっただけって言うのもあるかもしれないですが…
そもそも生物学上?母数としてメスの方が多いと言うのもあるかもしれないですけどそれにしてもオスに出会わな過ぎ。100発100中メス!これは「思ってたのと違う」と思いました。メスは産卵後早々に死んでしまうイメージがあったけれどオスは複数に種付けをする為飄々と生きている。そうではなかったのですね。そもそもオスって何度も交尾を出来るわけではないのかもしれません。一度の交尾にとても体力を消耗しますしそう何度も出来るわけではないだろうなと言うのは考えてみれば予想の付く話でした。
そしてオスは交尾の時にメスに食べられる可能性があります。文字通り命懸けです。そしてメスより体の小さいオスはその分リスクも背負う事があるかもしれません。小さいから目立たない、と言うメリットもあるかもしれないですけどメスとオスならば完全にサイズ的な事もありオスが捕食対象になりそうですしね。そして貴重なシーンを目にしました↓
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【追加事項2018.10.15↓】
2018年度飼育にてカマキリ以外にトノサマバッタをオスメス成虫を捕獲してきて交尾をさせる事に成功しました。成功と言うか勝手にしてただけなのですが(笑)
その後メスはぴんぴんしていましたがオスはなんと数日後死亡。2組中2匹ともオスだけ。これはひょっとして交尾と寿命の関係としてカマキリに関係をするのではと思いました。
オスは交尾をしている間餌も食べずにずっとメスにしがみついています。ただひたすらに。その事が負担になってしまって弱ってしまうのかもしれません。
ただし、たまたま我が家のトノサマバッタがそういった傾向に寄った結果かもしれないですからもうちょっとケースを重ねてみないと分からないですけどね!
一応カマキリと被るところがあるのではないかと思い書き留めておきます。
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↑この経験から、ひょっとしてメスより早くオスは死んでしまうのではないか?と言う論は予感はしていたのですが。どこかに隠れたオスも存在をしているのかもしれません。しかし私が見る限りでは圧倒的にメスの方が長生きだと思っています。
遺伝子的にもどんな生き物でも人間でさえもオスとメスを比較するとメスの方が強く出来ていると言いますからね。
これにはやはり「産卵」と言う役目が交尾の後も残されているからではないでしょうか。そして少なくとも「産卵」を出来る状態に腹の中の卵が出来上がるまでカマキリのメスは生きないといけません。この事からメスは案外丈夫なんだと言う結果が私の中で見出せました。
2022.08.18 野生のメス成虫
延命ではなく寿命を全うさせるだけ?
通常のペットの場合は飼育を始めたのなら最後まで面倒をみるのは飼育者としての当然の役目ですが自然下から捕獲して来た昆虫の場合はその理論があまり精通していませんね。
今でこそ放虫=一度飼育した昆虫を外に逃がす事、が遺伝子的に問題がある事などがSNSなどで拡散され昔より広く知られるようになりましたが私の時代なんて捕まえた虫を外に逃がすなんて当たり前にやってきました。今でも一般論ではそこのところを言う人は少ないのではないでしょうか。(外来種などの買って来た虫についてはアウトなのは比較的有名ですが)
昔だけでなくカマキリを飼育してこのサイトを作ってからも普通に成虫になってしばらくしたら繁殖のために外にリリースが当たり前だしその方が良いと思って居ましたがそうではないと最近は知り控える様になりました。
そんないきさつもあり私はカマキリを最期まで看取ったのは2017年時点では成虫で羽化不全となった1匹、その名もカマンベールちゃんのみでした。2018年度は成虫を数匹屋外採取して来て観察をしました。最初から最後まで飼育した個体はとても少ないのでカマキリの寿命についての知識は甘いところがありますが分析してみたいと思います。
通常の健康なカマキリの成虫の死因として自然下で考えられるものが餌不足からの体力不足+寒さ+脱水症状だと思います。
カマキリの水分摂取方法については飼育者同士で意見が分かれますが餌からの摂取をメインと考えた場合餌が手に入らなくなる事は脱水症状に直結する話になると思われます。そして餌がない=寒さが原因で餌虫たちも死んでいってしまいます。そして寒い季節は乾燥しています。水分を摂取しようにもたまの雨しかあてにならないかもしれません。こうして原因の全ては繋がっていくものかと思われます。
寿命寿命と言いますが自然下ではカマキリは餌がもし足りたとしても寒さからはそうそう逃れられないでしょう。昔自動販売機にくっついてるカマキリがいましたがあったかいからだったんでしょうね。しかしその場で耐えるのも限界があります。
カマキリはそもそも変温動物なので環境変化に敏感です。周りの温度が下がると体がそのまま動かなくなってしまうのです。冬場が近づくにつれて外のカマキリはそうして動きも鈍くなり餌も取れずに死んでしまうんでしょう。
「餌が取れないから動きが悪くなる」のではなくて「寒さで動けなくなり餌が取れなくなる」の方がカマキリの体力不足力不足の原因として自然下ではあるかもしれません。
どうにか体温をあげようとしたのか道端で日光浴をしているカマキリは車にひかれたり鳥などに見つかりやすく食べられたりしてしまいます。
私の見解でしかないのですがこういった様々な要因が重なり寿命の前に死んでしまうカマキリが恐らく自然下では多いかと思います。
この要因を飼育下でどれだけ埋めていけるかで寿命まで生きる事が出来るのではないでしょうか。
つまり飼育下で長生きをさせるのは延命と言うよりも寿命を全うさせる事だと思います。寿命はきっとある程度決まっていてどんなに頑張ってもそれ以上は無理なラインと言うのが曖昧ながらに決まっているような気がします。
将来の伴侶として1匹のカマキリと添い遂げるのはきっと無理なんでしょうね。
飼育を続けるからにはカマキリが死ぬ事を覚悟しておかないとなりません。
たまに長生きをして越冬をするカマキリもいると言いますがたまたま生まれた季節が遅めだったりするのかもしれないです。真実はカマキリのみが知る?
寿命を全うさせるコツは?
コツは死因となる理由を考えれば単純にわかると思います。
・寒さ=適温に保温する(温度と日光
・餌・水不足=餌を与える(餌と水分
ここは埋めやすいのですが問題は体力不足ですね。
カマキリの寿命的なものはふんわりとでも決まっているとするとどんなに体力を温存してもそうそう長くは生きれない気はするのですが、我が家で冬場の孵化をしてしまった個体を繁殖期までどうにか長生きさせようとして取った苦肉の策が「飼育ケースを狭めにする」と言う事でした。羽化後の成虫期メインだからこそ出来る事でしょう。
これが正解かは分からないのですが、広い飼育ケースだと餌もその広さ分逃げ回り捕獲しようとするカマキリの移動距離が長くなります。この移動距離を減らしてカマキリの体力の温存を狙ったのです。どうにか限られているであろうその体力的な負担をどうにか減らしたいと思った結果こうなりました。
あと威嚇のポーズとか見るからに疲れそうなので出来るだけカマキリを刺激しないであげる事です。
またこの早生まれ個体の餌についても2日に一度コオロギ1匹と言う最低限ラインを出来るだけ守りました。
餌不足が原因で死ぬカマキリが出るのを考えると餌については満腹になる様に与えた方がいいのではないかとも思うかもしれませんが、餌を捕るのも体力を使います。なので最低限にとどめる選択をしました。
餌については食べない方が長生きをすると言う話もあります。カマキリは断食には強い生き物らしいのでそこまで餌が豊富でなくても大丈夫なのかもしれないですが秋の死ぬ時期になってくると不安を煽られる気持ちが出てしまいます。少しでも餌を多く取り体力を温存出来ないか。そんな事を思ってあげすぎてもいい事がないっぽい事は覚えておきたいですね。
2018年に成虫を外から採取して来て飼育してきた結果ですが今のところ気温を保っても餌を与えていっても、ある程度日々を経過すると自然と餌を取らなくなって弱って死んでいってしまいます。特に産卵後は明確にです。
※この様に工夫を色々してきたのですが、私がやってみただけでカマキリの長生きと結びつくかはわかりません。参考にする際は完全に自己責任でお願いします。
我が家では今では行って居ませんが成虫になったら自然に返すと言うのをひとつの目標としていたので飼育下ではあまり体力を使わなようにとは常に思って管理をしていました。なぜなら本番は自然下ですからね。
色々とわかる様になった今は外に逃がす事などを考えないでいいわけで。むしろ飼育を始めた個体は飼育下で寿命を全うすべきであるし余計な事は考えなくて良いのだと思うのですが、やはり無駄なストレスは与えない様にするのが生き物を出来るだけ長く大切に飼う上では必要な心掛けではないでしょうか。
しかしこれがどれだけカマキリの体力や長生きに影響出来るか分かったものではありません。こんな努力は無駄でひょっとしたらカマキリは個体ごとに生きる長さがある程度決まっているかもしれません。全然長生きを出来ない個体かもしれません。
それでも不毛ながらに工夫をして飼育したカマキリに1日でも多く1分でも長く生きていて欲しいのは全ての飼育者の願いではないでしょうか。やれることはやりたいですよね(自己満足の世界ですけど)
冬場孵化の個体の飼育詳細
カマキリが長生きをする「明確なコツ」と言うのは分かりませんがひょっとしたら効果があるかもしれない一例として我が家の冬場生まれのカマキリ達の飼育の仕方の詳細を紹介したいと思います。
我が家のオオカマキリ6匹は1月14日に産まれた個体が居ました。
※現在は飼育個体を外に逃がす事は控えていますが過去の過ちとして記録は残します。(真似せず飼育個体は終生飼育してね★)
冬場の飼育は工夫がいりましたがなんとか全員成虫になりました。(保温については用意する物、温度と日光の項目をご覧下さい。)
こちらのカマキリ、5月頃には成虫になっていたのですが、逃がしたのは8月頃でした。
なぜすぐ逃がさないかと言うと彼らが羽化した5月はちょうど他の卵が孵化をした時期でした。
通常カマキリの卵が孵化した時期に成虫になって外に放っても繁殖相手が見つからないだろうと思ったのです。その為繁殖相手が無事育つまでは過保護ながら家で飼育を続けようと思いました。自然界は本来生きる世界ではありますが危険も多いので他のカマキリ達が無事に成虫になる頃まで生き続けるのは至難の業だろうと思ったのです。
以前2016年度飼育していたカマキリは7月の終わりには羽化をして成虫になったのでその頃までは飼育を続けた方がいいかなと思いました。その頃には自然下のカマキリもきっと成虫になっているだろうと思ったからです。
しかしカマキリの基本の寿命が1年程度と言われているので一見この程度の長期飼育は余裕があるようにも思えますが、本当に全ての個体がそれまで持つのかは分かりません。苦肉の策でした。
しかしここで飼育を放棄して自然に放つのは捨てるのと同じように思えてしまったのです。ちゃんと時期を考えてあげないと無責任ではないでしょうか。冬場の誕生をさせてしまったのも自然の影響もありますがやはり飼育者の責任はありますからね。
このカマキリ達をどうにか長生きさせて7月終わりの他のカマキリ達も大人になり繁殖時期へと突入していく時期まで元気を保つにはどうしたらいいのか?
上記でも紹介しましたが、まずカマキリのケースを15×15×25cmのやや狭めの設定にしたまま飼育をする事にしました。
このケースで羽化を果たしたカマキリですが本当は羽化前にもっと広いケースに引っ越しの予定でした。なぜなら成虫のカマキリにとっては暮らせない事は決してないのですが少し飼育環境として狭そうだからです。出来ればのびのび育てたい気持ちがあったのですが飼育ケースが広い分カマキリの運動量が増えるわけなのでここは狭いままキープをしました。勿論狭いといっても限界はあるのでそこは考えないとダメです。
大体カマキリの体が最大で10cmと考えたらそれプラス横幅3~5cm程度、縦幅20cm程度の余裕があればの仮住まいとしては十分なスペースのように思えます。
羽化や脱皮をするには本来は極力広いスペースがあった方が良いのでそれらの工程を経てから小さ目のケースに引っ越しをさせる方が安心かもしれません。
カマキリは普段はあまり動かない生き物ですが餌を見つけた時にはかなり俊敏に動きます。スペースがあればあるだけ移動の距離は大きくなります。のびのびとしていていいのですが長期の飼育を経て自然界に放つにはこの際の運動量を減らしたいと思ったのです。カマキリの為に高さのあるケースにしていますが餌の基本のコオロギはほとんど床面のみの行動しかしないので餌をとる際に動くとしても15×15の範囲のみになります。この大きさならば成虫のカマキリはオスでもメスでも対外7cm以上はあるので鎌を伸ばす程度であまり動かないで済みます。
このあまり動かない生活が良いかどうかは分かりませんがやはりカマキリが死ぬのは体力の消耗が関係しているとの説もあるので、留意すべきポイントであると把握しています。
本来生きるべき広い自然と比較をしたら飼育ケースはただでさえ狭い空間です。カマキリがのびのびカマキリらしく生きると言う点を削ってしまう事になるのはきっとカマキリの本望ではないかもしれません。
餌はとにかく与えすぎ注意?
ちょっと余談っぽくなりますが、餌の制限と言うのも長生きのひとつの手かもしれません。決して安全な方法として立証はされていないのですが自然界で生きる生き物が飼育下で早死にする理由のひとつでよく上がるのが餌のあげすぎです。
生態は違いますが我が家の両生類のイモリは1週間に1度の頻度の餌で25年生きていました。ここから考えるに餌はさほど必要としないのではないか?ひょっとしたら餌は少ない方が自然界の生き物にマストなのではないかと言う考えがあがりました。
人間についても食べ物を食べれば食べる程体の中を傷つけているなんて話を目にした事があります。しかしそうしてちょっとずれた目線でものを見てしまうと何も出来なくなってしまって制限だらけになってしまうし、食べないで生きるのは無理でしょうね(笑)そこはカマキリも勿論そうでしょう。
軽く例をあげましたが昆虫のカマキリとなったらわけが違ってくる可能性もあります。やはり無難に2日にコオロギ1匹程度を守りつつ多めは避ける様に程度しか出来そうにないでしょうか。
また2018年の飼育の中での気付きがありましたが俗にいうハラオレを避けるためには餌をドカンと1匹立派なコオロギをあげるよりも小さめサイズを毎日与えていった方が腹部の重さの差(上の方と下の方とで)負担がないのではないかと考えました。この名付けて「ちびちび作戦」は自然の中でのカマキリの食生活について私なりに考えた末の方法なのですが完全自己流となります。基本2日に1度コオロギ1匹と言うのが主流で言われている餌の量となるので参考までにどうぞ。
それにしても基本の餌の基準がコオロギ1匹と言いますがコオロギもオスメスあり、それぞれでサイズの違いが結構あります。これはどちらを基準にしたらいいのでしょうかね?まぁ大体なんでしょうね。カマキリ自体の個体差もありますし。
また餌を食べる=消化をするためにエネルギーを使います。
単純に考えればわかる事ですが。ここで消費されるエネルギーを減らすためにも餌も少な目がやっぱりいいのかなと思います。また消化については温度が保たれた中でないとスムーズには行われないと言います。変温動物は温度が低いと消化=体内の器官の働きまで落ちてしまいますからね。色々と繫がって来ますね。
外も寒くなってきたけど…いつまで飼育出来るの?
寿命が気になる人と言うのはいつまでカマキリを飼育出来るのか?と言うところでお悩みなのではないでしょうか。このまま飼育をするのか自然に返すのかなどもやはり永遠の悩みどころですよね。外に逃がすのは良くないとは言われてもこのまま家の中で死なせていいものかと…。
まぁ餌については買うとしたらあまりたくさん買っておかないで数日持つ量を買っておくのがいいとは思います。餌も寿命がありますし世話も負担になりがちですからね!
寒い季節になってくると自然下のカマキリはその寒さに耐えられないせいもあり静かに死にます。カマキリは変温動物の為気温の変化に弱い一面があるのは散々言っていますが。とは言え春や夏の元気な内はいくら暑くても寒い日があってもあちこち動き回って適温な場所を探す力があるから大丈夫なのでしょうが、秋も深まってくるとやはり寿命の影が見えて来て活発さには欠けてくるでしょうね。
カマキリの繁殖を考えるのであればカマキリの季節が終わる冬が来るその手前、カマキリの今後の身の振りを考えるならば限界で10月頃まででしょうか、外にまだ仲間がいるのは…。ギリギリ交尾を出来るかもしれない時期ですね。
これはお住まいの地域によっても違ってきますが私の住む関東圏だと気温変化から見てそのくらいで自然下のカマキリは減って11月には完全に見かけなくなると言われています。(実際は2018年度カマキリ探しに11月に行きましたが数匹は確認しました。南の方ではちょっと多めに見つけられるかもしれません。生き残り組はまだいる場合もあるようです)この事から限界で10月、9月中までに繁殖に向けて行動したいですね。
また上の方でも書きましたがオスの方が早く見かけなくなる傾向にあるようなのメスを確保している場合は更に早めに行動をしていった方がいいでしょう。念のため。
行動行動、と言いますが繁殖を考えるのであればこの秋が近づく時期にする事は「外に逃がす」か「繁殖相手を探して来る」かの二択であるのが通常の考えかと思います。
まぁ繁殖を諦めて1匹だけで飼育をするのも勿論ありだと思います。普通の犬猫などのペットも繁殖をする機能をとってしまって飼育をするのは当たり前にしている事です。大切にしていけるのであればそれもありと思っていいのではないでしょうか。
とは言っても虫と犬猫、やはり違いますかねぇ。
私としてはやはり子孫を残して欲しいなとカマキリを見ていると思います。しかし2択の内のひとつ「外に逃がす」と言うのは一般的に良い事とはされていません。私もたくさん行って来たので今更反対とは言えないのですが推奨はしていません。かと言って繁殖を家で行うのもなかなか普通は難しいところですよね。
参考までに過去の放虫歴を振り返りましょう。(今は逃がす事は控えています)
2016.08.14 多分メスの方 キリト
2016.08.14 オス キリショー
上のオオカマキリのオスのキリショーとメスのキリトを逃がした時の写真です。我が家では「初代カマキリ」と呼んでいます(笑)日付を見ると分かりますが8月の半ばですね。こちらのカマキリは自然下から初齢を捕まえて来た個体なので通常の脱皮をしていって羽化をしたのが7月31日だったので2週間程別れを惜しんでからのサヨナラとなりました。
初代でとんでもなく思い入れがあったので逃がす事が寂しくて飼育を続けたがる子供を説得するのもうまくなくてついでに交尾とかどうしたらいいかよく分からなくて色々悩んだ末での2週間だったと思います。やや成虫になってからの飼育期間が長めな印象ですが季節はガッツリ夏なので問題ないでしょう。
ちなみにお子さんの説得の仕方などはお子さんが飼育をする場合にまとめてあります(笑)
このまま自然に返さないで飼育下で寿命を全うさせようと言う考えであるのなら通常通り飼育をしていきましょう。餌をあまり食べなくなって来たのなら直餌をするなどして気遣ってあげるといいでしょう。温度が下がって来てしまっているのなら保温を考えましょう。(しないで飼育を続ける方もいるのでなしでも大丈夫かもしれません)保温アイテムについては用意する物5【保温グッズ】の項目を参考にどうぞ。
と、言った感じで放虫はアウト!と言われているのを知らないのでこういった感じで「育て切って逃がす」の流れを踏んできましたが今でもいい思い出です。ただ良くないと言われている事はしっかりと把握をして飼育を開始する時からちゃんと最後までの流れを考えておきたいですね。
と言うか放虫はダメってもっとオープンに世に知らしめていかないとだと思うんですけどなぜ広まらないんでしょう…。専門家とかもあまり言わないんでしょうかねぇ?
弱って来たかな?と思う状況
ここはシンプルに餌を食べなくなります。
カマキリは自身に不調が出てくるとどんなに直餌をしてもなかなか口にしません。無理に直餌をしても気休めのようにしかならないかもしれませんが最後までしっかりお世話をしてあげましょう。こうなってきた個体には昆虫などカマキリを傷つける心配がある餌よりも人口餌の中で特に流動食のヨーグルトなどがいいと思います。鎌などを動かす力がなくなっても口は割と最後まで動かしてくれます。
それさえも食べないから水分だけでもと口元に水滴をつけてどうにか…と思うのですがこうしても口を動かさなくなる個体も見てきました。カマキリはどんなに天塩にかけていてもなかなか長生きは出来ません。これは本当に寿命なのだと思います。余程偶然ベストな環境に整わない限りは1年以上は無理でしょう。
ちなみにハリガネムシなどに寄生されている個体もどうやら餌を無視するみたいです。これは2018年度ハリガネムシに寄生をされたハラビロカマキリの飼育経験から分かった事です。例が1匹しかいないのでそうじゃないのもいるのかもしれないですけどハリガネムシに寄生されたカマキリは餌どころではなく体内のハリガネムシに必死なのでヨーグルトを口につけても無視くらいのノリでした。
また餌をガンガン前日まで食べていたのに次の日に起きたら死んでいるなんて個体も居たりしますから餌を食べている状況だけではあまり弱ってきているかどうかは分からないかもしれません。この場合はカマキリの体内での何らかの不具合の影響が考えられるかと思います。消化不良であったり、もしくは環境による影響=湿気などの可能性もあり原因の特定はなかなか困難です。
寿命とはまた話が違いますが脱皮不全を起こして体がもうダメになってしまっているカマキリ程物凄い食欲だけはあったりしました。弱ってくる前って必死に食べようとするのかもしれないですね。
脱皮不全羽化不全などカマキリの不具合については脱皮&羽化攻略法から各項目お探し下さい。
カマキリを見る限り弱って来たら当然動かなくなっていくのですが普段からそこまで派手には動き回らなかったりもするのであまりここだけで見分けるのは難しいかもしれません。
動かなくなる→ひっくり返る(立つ力、止まる力がなくなる)→死ぬ って感じの流れはそれとなくあるのですけどね。昆虫の脚の物に捕まる部分ってすごく引っかかりがいいみたいで止まり木に止まったまま死んでしまってたりもします。気付いたら数日前に死んでいた、なんて事にならないように毎日カマキリの息吹を確認しましょう。
弱っているか確認する際にはカマキリに何かしらアクションを起こしがちなのですが、これは弱ったカマキリにとって大打撃だと思うので出来るだけ控えましょう。
餌を食べない他に限界に弱ってくると突っ伏した様な前のめりの姿勢にもなりがちです。どうにか残りの力で立っているのですがそれも辛くなってしまっている状態がこれだと思います。ただこの姿勢についてはハラビロカマキリは基本姿勢となっているようなのでオオカマキリのみに適用される話かもしれません。私が観察をした限りこの特徴を確認出来ました。
突っ伏した状態から拾い上げた時にはもう神経だけがやっと残っていて半分死んでいる様な感じになってしまってます。
・餌を食べない→水分さえとらない
・動かない
この二つは弱ってくると徐々にですが見られ、こうなったらもう無理です。安らかに眠れる様に願ってあげましょう。
こちらはハラビロカマキリですがこの姿勢をオオカマキリでずっとするようになったら経験上ちょっと心配です。弱って力尽きようとしているかただのポーズか確認をしましょう。
寒い季節の延命
温度管理などについては温度と日光の項目で実際に飼育の中で試した事を紹介をしていますのでそちらをご覧下さい。特に忘れないで!温度管理と日光浴4で延命について触れています。
自然下に返す事も飼育を続ける事もどちらもカマキリを大事に思っているのなら…
可愛がっていたカマキリが死んでしまうのはとても辛い事ですが、生き物を飼育し続けると言うのはあくまで死まで看取ると言う辛い流れが出来てしまっています。
しかし犬や猫などの小動物については本当にこうなんですけどカマキリはそもそも元は自然の中で暮らす生き物です。人間に頼らないでもやっていけるのです。そしてあまり長く生きれないのです。敢えて死を看取るまで飼育をする必要があるのだろうか?と言うところがあります。
けれどそれではカマキリを捨てるみたいじゃないか!
…そう思ってしまう方もいるかと思うのですがカマキリにとっても自然界にとってもカマキリを飼育し続けるよりもカマキリを自然に放した方がいいのではないかと思う気持ちもまだまだ捨てきれないところがあります。
遅かれ早かれカマキリを外に逃がすと言うのを決めているのであれば出来れば本当は孵化してすぐ、飼育下での様々な影響を受ける前にこの判断をしたいところですね。やむ終えない事情があるならば。
カマキリ達はきっと繁殖をするために生きて居ます。ただ飼育下でそのままいるだけになってしまうと繁殖を行えず、死を待つだけの存在になってしまうでしょう。飼育下での交尾のサポートなどをして結果として繁殖を行えるのならいいのですがそうでなくなるとカマキリの生きる目的が達成されないまま死んでいってしまいます。
カマキリが好きでかわいいのであればこの機会を無駄には奪わないであげたいと思います。
カマキリ1匹でもたくさんの命をいただいているカマキリです。餌になったバッタや蝶の集大成のカマキリなのです。そこまでして生きたのだからそのたくさんの命を無駄にしない為にも繁殖をする義務があると思います。
しかしむやみやたらに考えなしに…が問題なのであって愛を持って生き物として大切にしてあげられるのであればそれの限りではないのは勿論です。外から捕まえて、飼育をして来た飼育者さん自身が自分を責める様な方向にはならないで欲しいです。
カマキリ愛の形も様々でしょうからここは個人の自由です。カマキリを大事に思ってしている行動であればそれでいいと思います。人がする事は何も言えません。
飼育を始める時にカマキリの最後はどうするのかのルールを自分で作っておくと後が楽かもしれませんね。
たかが昆虫されど昆虫、みんな生きています。
この命をいくらでも左右出来てしまうのが人間です。
この命とどう向き合うかよく考えて飼育計画を立てましょう。
また11月過ぎて完全に寒くなってきたのに外をふらついているカマキリも飼育下で温度を保ってあげれば年を越す程に長生きしてくれる個体もあるそうです。これは自然の中で命を全うした方がいいのかそれとも飼育下で保温を施して延命をした方がいいのか難しいところでもありますが、この時期に新たに交尾を行う個体は少ないと思うので、もう命を繋ぐ役目を終えたカマキリならば様々な最後があっていいと思います。
大事に育ててあげる事をしたのなら最終的に死んでしまったとしてもきっと悪い形にはならないでしょう。第一にカマキリと向き合う気持ち、命と向き合う気持ちが大切だと私は思って居ます。きれいごとでしかないんでしょうけどね。
ただこのカマキリについて調べてこのサイトまで辿り着いた飼育者さんはそういう気持ちが強い方だと思いますしご自身の判断に自信を持って行って下さい。
カマキリが死んだらその死体をどうする?
カマキリがどんな理由であれ死んでしまったら飼育者さんはどうしているのでしょう?
私はよく子供の頃などに飼育している生き物が死んでしまったのなら「お棺」と称して箱に入れて花を添えて土に埋めたりしていましたね。今思うとこれで引っかかるのが「お棺」です。いらないですね(笑)ゴミになるものを一緒に埋めるのは自然に還らないしやめましょう。まぁ子供の発想なのでお許しを。
ここで注目したいのが死んでしまった生き物を食べる生き物もまた居ると言う事です。
想像するとちょっとグロいですがこれも命を繋ぐ流れであると思います。せっかくなら死んでしまったカマキリも他の生き物の糧になってほしいと私は考えています。だから最近の我が家では植木鉢に埋めています。そしてその後の植物の栄養になってもらっている節があります。
飼育をするのであれば無駄はなくしたいとどんな生き物を飼っても思って居ます。死んでなお他の命に姿を変えて…みたいな。なんだかロマンチックなノリになってしまっていますねw
土に埋めてただ土の養分になるのではなく土の中には様々な生き物がいるものと思われます。
死んでしまった生き物を食べる昆虫などがもしかしたらカマキリを食べてくれるかもしれません。そしてそれらの昆虫の命を繋ぐ糧としてくれます。きっとそうなれば死んでしまったカマキリも無駄にはなりません。土に埋めたのなら土に還る事で土の栄養になりそれを地虫などが食べるでしょう。と、思いたいですね。
何を言いたいかと言うと絶対ゴミ箱なんかに捨てないでほしいって事です。
せめて鉢植!!って思いですw
まぁ処分の仕方よりも大事なのは弔いの気持ちですからいいですけど…。
ちなみに外の公園などに埋めに行くのはひと手間ですし遺伝子プールの話(別の地域に一度運んだ生き物はまた別の地域に離してはならない。その地域の遺伝子が変わってしまったりよそから菌を運ぶ危険性があるそうです)もあるので厄介なのですが。以前は私それ知らなくって普通に外に埋めてましたけどね…(反省)
死んでこそ尚、カマキリに対しての感謝の気持ちを惜しまず命について今一度考えてみて欲しいです。飼育をした生き物の命を尊重する気持ちを忘れないようにしましょう。
まぁこのサイトを見る人自体が雑にゴミ箱なんかに捨てる人ではないと思うので弔いの気持ちなくゴミ箱に捨てる人に私の言葉は届かないんでしょうけど(笑)
ただ一度飼育をした生き物については自分でしっかり処分する覚悟が必要だなんて話もあるそうです。いやぁ過激ですね。確かにそこはそうかもと思う感じもあるんですけど。絶対にこうしないとって言うのってなかなか受け入れがたい事情もあったりしますね。
外へ逃がす事への反対意見
私は当たり前に飼育したカマキリを外へ逃がしていましたがこれについて問題視をする方もいらっしゃいます。(私も今は出来る限り行って居ません)
これについてはちょっと長くなるので特設ページを設けました。こちらをご覧下さい。
カマキリの生死の見分け方
弱って来たカマキリの状況がどんなものかは紹介しましたがこちらは完全に死んだ時の話になります。
カマキリは死ぬ時はひっくり返って脚を内側に閉じます。
2017.05.19 初齢チョウセンのはず
こうなったらもう無理です。
これはどの昆虫も同じスタイルかと思います。蝉なんかもひっくり返って脚を閉じていたら死んでいて開いていると指を差し出せば捕まりまだ生きて居ます
脚を閉じるのは死後硬直の感じもある様で必ずと言ってこのスタイルになるのですがひっくり返っているのはきっと落ちた時の反動でしょうね。そういえば人なども内側に丸くなるんでしたっけ。恐らく体の中の水分量の変化のせいでしょうか。きっと体の中心部には水分が残りやすいでしょうけど足先などは先に乾燥していきそうです。その為内側に丸まるのかなと思っています。
友人にこういう話をするといちいち人間に重ねるな!と言われてしまいますが(笑)参考までに←
しかしこの内側に脚を閉じている個体に限らず止まり木などに捕まったままお亡くなりになっているカマキリもまれに居ます。後ろ足だけでぶら下がったまま死んでいるカマキリなんかも見た事があります。
しかしどの死んだカマキリでも捕まっている状態から解放すると上の写真の様に自然と脚を内側に閉じますね。
いざこの状態を目の前にすると辛いのですが、ひとつの目印として覚えておきましょう。
本当はいつまでも元気でいて欲しいですね。ずっとずっと。