これを使えばかなり楽!カマキリお世話の際の便利グッズ
基本+α、でとりあえずこれまでの項目で事足りるものと思われますが私が実際お世話をして来た中でこれはあるといいと言うものをご紹介したいと思います。我が家では必要不可欠な部類の品々で部屋の中で行方不明になるとかなり困るものです。
あると便利グッズ:スポイト、筆、割り箸、先曲ピンセット、ものさし
以上5つのアイテムを中心に説明していきます。
【スポイト】
前の項目でも触れましたが脱脂綿に追加加湿をするのに使います。ケースに設置した後でちょっと水気足りなかったかも、と思った時など便利です。微妙な匙加減でカマキリの住環境はぐっと良くなります。
また脱皮不全を起こしたカマキリの手助けをする時にも使えます。使い方は、脱皮&羽化攻略法もしくはこれって治るの?脱皮不全羽化不全とハラオレ1(閲覧注意)の項目で紹介しています。
【筆】
は?って感じですが(笑)
特に幼齢の頃、カマキリを移動させたりするのに使います。筆だとやわらかタッチなのでカマキリを傷付けずに移動させる事ができます。また小さい内の餌はとても小さいので指で摘まむと潰してしまったりします。こちらをケースに移動させる際にも筆は大活躍です。アブラムシもちょちょいのちょいで払い落とせます。
私は平筆を使ってますが筆ならなんでもOKだと思います。平筆の方が筆の先の形が決まり切っているので隙間に餌のショウジョウバエなんかが入り込んでもすぐ気づけるのは使い易いポイントではあるかなと思います。お掃除の時に床に落ちた食い散らかした餌の残骸や糞なんかを集めるのにも便利です。カマキリを扱う時にはあくまで穂先で優しく扱ってあげましょう。
カマキリの扱い方についてはカマキリの扱い方触り方捕まえ方で紹介しています。
【割りばし。先曲ピンセット】
餌をつかむ際や掃除の時など何かと使えます。
我が家のカマキリで1本脚を損失した個体にはトリニドショウジョウバエの羽をピンセットで挟み暫く直接餌を与えていました。通常のピンセットでもいいのですが先折れタイプの方がカマキリから見て圧迫感が少なく受け入れてくれやすいと思います。ピンセットは脱皮不全を起こした時など、何かと細かい作業がつきものになるカマキリの飼育には大活躍をしてくれます。
割りばしは縦長のケースで飼育をしていて掃除をする時に蓋の排水溝ネットを半開き程度にずらして予め加湿用に入れておいた脱脂綿を割りばしで掴みそのままそれで床をふいてあげると簡単にきれいにできます。他にも何かと使えるふたつです。用意しておいて損はないでしょう。餌のケースの掃除でも使えます。
ただしくれぐれもカマキリ自体をピンセットで掴むのはやめましょう。死にます。
先曲ピンセットも今では100均で購入可能ですが、注意したいのが1枚の金属で出来ている、持ち手側(根本)がU字になっているものは非常に使いにくいので気を付けましょう。必ず2枚の金属で出来ている持ち手がV字のものがオススメです。
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こういったものですね☆
U字のものだと挟む時にすごく力もいるので細かい餌などを扱うには不向きだと思われます。道具選びのせいで作業効率が悪くならないように注意です。
【30cmものさし】
これはもう本当に趣味目的の範囲です。カマキリの成長の観察の為に体長を図るのに使います。
なかなか並行に撮れない
何故30cm指定かと言うとカマキリの動きが素早くどんどんものさしを登ってしまうのである程度長さがある方が逃げるまでに時間を稼げるので計測しやすく写真を撮る余裕も得れるのです。
どんどん登るよ~
ちなみに身体測定はケースを掃除したりする際にカマキリ本体をケースから出してやる方法もありますが、そのままどこかに逃げてしまったり誤ってカマキリを傷つける可能性もあるので慎重に行った方がいいです。こういった時にケースがアクリル製だと透明度が高いので便利です。カマキリがケースの側面にとまった時に外側からものさしを当てると裏側からになりますが身体測定出来ます。
アクリルケース越しの身体測定
用意する物1【基本】でも紹介しましたがアクリルボックスは少々値が張るので複数購入するとなると結構な負担になってしまいますが買って良かったと思える透明度ではあります。通常の虫かごはプラスチック製でどうしても使っている内に曇りが出て来てしまいます。また虫かごだと側面が斜めになっています。アクリルボックスだと完全フラットなので歪みなどなく観察しやすいです。また使用しない間は用途が決まったものではないので色々活用出来ます。ただし同じ大きさのものは重ねられないので場所をとります。買いすぎには注意しましょう。
【その他★白い布や不織布や紙、皿など】
我が家の場合は蓋にも使用していた事があるのでその余りの不織布を使っていましたが、白い敷物代わりになるものならなんでもOKです。これは餌やりや掃除の際に蓋を開けた時カマキリや餌が通常の床の上なんかに落ちてしまうと小さくて行方不明になるので見つけやすい様に白い敷物があった方が安心にお世話を行えるというわけです。
また昆虫を写真に撮る時は基本白背景が推奨されています。これは昆虫の体のつくりがわかりやすく確認しやすいようにだと思います。逆に白っぽい虫の場合は黒背景の方がこの目的に見合うかとは思います。
カマキリが大きくなったら使用しないで大丈夫になるかと思いますが、常時ケースの下に白い敷物をひいておけばどんな小さな餌の虫でもカマキリでも見つけやすくなります。掃除の際には床や机を汚さない役割も果たすのであると便利ですよ。
これらの写真、日常のお世話の中で毎度の様に撮影会をしていたわけですが、適当に撮った時のものですがこちら一応白背景ですね。これは完全に「撮影用」と言うわけで撮ったわけではないのでなんとなく影になってグレーっぽく写ってしまっていますがこちらも写真のトーンを加工などすればちゃんとはっきり白背景になるかと思います。
ちなみに我が家はずっと白背景にする為に敷物などを使用していましたが、引っ越しをした際にカマキリ飼育部屋は床も家具もほぼ全て思い切って「白」にしました(笑)
このためカマキリや餌の虫などが行方不明になる事は滅多にありませんし、脱走者がいてもすぐに見つかる様になりました。これは大がかりな話になりますがオススメですw
次の項目は冬場の飼育時のカマキリのお世話に必要なグッズを紹介しています。