用意する物1【基本】

用意したい!十分な広さのカマキリ飼育スペースとケース

カマキリの飼育を始めると言う時、必要になるものの基本と言えば

・ケース (縦長 クリア 洗える 捨てれる 広々)
・止まり木(滑らない素材 カマキリが脚を広げて捕まれる幅 脱皮の邪魔にならない)
・給水場、湿度管理となる脱脂綿(使い捨て)
・餌(生餌メイン)

…といったところでしょうか。

このせいぜい4行で済む話を私流の飼育環境をプラスして掘り下げて解説していきたいと思います(笑)

1.【カマキリ飼育スペース

飼育する数にもよりますが十分なカマキリスペースを確保してあげましょう。

カマキリの飼育は室内で行います。

自然の中ではカマキリは自由に移動をして悪天候から避難をする事が出来ますが飼育ケースの中に閉じ込められたら逃げ場はありません。雨風が直撃すると弱ってしまいますし最悪命を落としてしまいますから必ず室内で飼育するスペースを確保してあげましょう。

出来れば直射日光ではないけれど日当たりのある場所の方がいいと思います。丈夫な体を作るには日光は必要不可欠ですからね。最初はカマキリも小さいので小さな飼育ケースで小さなスペースで済みますがどんどん大きくなっていくので飼育はじめからある程度場所を用意しておいた方がいいです。カマキリと日光の関係を詳しく知りたい方は温度と日光へ→

カマキリの日光浴している図

2.【カマキリ飼育ケースとそれに伴う+α

多頭飼いをする時には特にですが飼育の際には経済的な100均グッズを活用するといいです。飼育ケースは

・洗える素材

・使い捨て可能なもの

が便利です。私が実際に2019年飼育でも使用をした飼育ケースはこちら

・プラカップ

プラカップ

※こちらは2023年度幼虫飼育でも3、4齢頃までは安定して使用していました。もはや定番★

デメリット:重さがないのでぶつかったりすると倒しやすいので気を付けましょう

・縦長のタッパー

縦長タッパーで飼育されるカマキリ

4齢頃まではプラカップ→5齢頃からタッパーにお引越しと言う形で2018年からほぼ定番の流れとなりました。※羽化段階のみ更に大きなケースに一時的に移動をさせたりする時もあります。

先を考えたら最初から大きなケースの方がいいのですが、あまりカマキリが小さい内から大きなケースに入れてしまうと初齢のカマキリは糸の様に細いので観察する際にどこ行った?となる事が多いです。せっかく魅力的な生き物を飼育するのですから観察しやすい程度に余裕を持つのがいいかと思います。

私は両方のケースとも100均でまとめて購入をしています。

デメリット:こちらの難点はガラスなどと違いちょっと曇っているところですけど観察するには十分です。

撮影の際にはやや困りますw(普通には写るけど)

そして飼育頭数が多い場合は更に

・移動用ラック

があるととても便利です。

カマキリの飼育ケース収納移動ラック

こちらでまとめて管理をします。日光浴をする場合などの移動に便利です。

カマキリはどんどん成長して大きくなるものなので最初の飼育ケースのサイズと最終的な飼育ケースのサイズではかなりのサイズ差が出るものかと思います。新たにいくらでもケースを買い直す余裕があるのなら別ですがカマキリのサイズに合わせていくつも立派なケースを買うのも微妙な出費です。それに小さい頃に使っていたケースをとっておくのはちょっとスペース的に邪魔ですよね。だからこそ最初の内は使い捨て可能のケースを選ぶのがオススメです。

カマキリの飼育ケースと棚
飼育ケースはある程度先をみて決めておいた方がいいです。またカマキリは脱皮をすると思いのほか大きくなるので飼育をしている今のサイズに合わせてケースを選んでしまうと狭すぎて脱皮の失敗に繋がります。

脱皮中の幼齢カマキリ

2017.06.22 プラカップの中で脱皮を行うオオカマキリ3齢→4齢時

スペースは余分に残してカマキリが広々と暮らせる様に環境を整えておいてあげましょう。

カマキリの飼育スペースは広く

特に高さは必要とするので飼育ケースを用意したら縦長になるように配置しましょう。脱皮をしてぶら下がる事を想定して今のカマキリの倍程度の縦の空間は確実に確保しておきましょう。

虫かごといったらこうったものを思い浮かべると思います。
スタンダードな虫かご

虫かごって見てるだけでワクワクしますよね(笑顔)
この手の横長タイプの場合は画像を90度回転させた状態=蓋が横になるようにケースを配置します。

虫かご縦置きの絵
最近は虫かごもたくさん種類が増えました。写真の虫かごは中に仕切りがついて居て2部屋に分けれるタイプのものになります。縦長タイプのものも探してみるとあるので最初からそういった形を選ぶのも手です。
上の写真の様ないわゆる「虫かご」が元々あるならそれでも大丈夫ですがケースは代用がきくものだと思います。

★カマキリの飼育ケースとして代用出来るものは?

初期飼育の頃はケースなどこだわってお金をかけてアクリルケースを購入したりもしましたが、長く飼育しているとそういった物が良いものでもどんどん古びて落ちない汚れや傷などがついてしまう事に気付きました。(それでもまだもったいなくて使ってるけどw)

結果的に気軽に使えて迷わず処分し買い換えられる安価なタッパーなどに落ち着いています★

私は安定して毎年の様にカマキリなどを飼育しているのでタッパーの大量購入をしても元が取れる感覚ですがちょっと飼育したいなって感じなら色々なものが代用出来るので是非0円でカマキリハウスを作ってしまって下さい♪

実際に私が飼育ケースとして使った事があるものを例に出してみたいと思います。

空の2ℓペットボトル(上を切って下の部分を使用)

メリット=実質タダ、エコ、透明

デメリット=サイズが狭い、表面がボコボコしているので観察しづらい&写真が撮りにくい

紙コップ

メリット=安値、店舗でドリンクを買った空き容器ならタダ

デメリット=湿気に弱い、汚れが取れにくい、観察しにくい

野菜や総菜の入っているプラケース

形も様々なので活用出来るものもありますが蓋もプラスチックだと通気性が保てません。

★観察しやすさと日光浴を考えて出来るだけ透明のものがオススメです。

★飼育ケースを引っ越すタイミングに注意

脱皮してケースが狭くなったからと言ってすぐに引っ越しはよろしくありません

カマキリは脱皮したてはいつも以上にデリケートです。固まりきってないまだ柔らかい体を刺激するのは危険です。脱皮してから焦るのではなく事前の準備を怠らない様にしましょう。

羽化の最中のオオカマキリメス

カマキリが見やすい!アクリルボックスのススメ

せっかくかわいがっているカマキリの写真を綺麗に撮りたいのなら少し値が張りますがアクリルボックスもおすすめです。こちらを選ぶ際には縦長の形で上が開いているタイプのものがいいでしょう。通常フィギュアなどを飾る用のものになるかと思います。

過去カマキリが小さい内は150cm角の正方形のアクリルボックスも使用していました。

150cm角の正方形のアクリルボックスIN飼育カマキリ

お隣さんはシ〇バニアファミリーです

こちらでも5齢くらいまでは余裕なので気が向いたらお試しあれ。

(ちなみにこちらの写真は初代の飼育時のものになるので設備内容がかなり古いです。今はシンプルな設備になっています。)

アクリルボックス

メリット=透明度が高いので観察しやすく写真も撮りやすい

デメリット=透明度が高すぎて写真を撮る時に反射してしまう。高価。割れる。傷などもつきやすい気がするけど高かったので捨てにくい←

…まぁこれはたまたま所有してて撮影用に使うくらいがいいのかも?

ちなみに元々アクリルを使用した飼育ケースは爬虫類用などで販売されています。

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こちらもとても良いお品なのですがカマキリに使いにくいのは縦長ではない点でしょうね。

縦置きにして天井を加工したらいけるかとは思いますが、そもそもこの小さい穴がたくさん開いているタイプのものはそこまで通気性がよろしくはありませんので蒸れ注意です。

質は落ちてしまいますが小さめサイズであれば100均などでもアクリルボックスは見かけるようになってきました。もっとサイズ展開など種類が増えていってくれると飼育の幅が広がりそうでいいですね。

「必ず縦長」と決めきるのではなく「なるべく縦長」って感じで代用がきくものはいかしていっていいんじゃないでしょうか。どの道カマキリは基本天井に居ますしね。

アクリルボックスと3齢幼虫

2018年までメインで使用していたアクリルボックスと3齢幼虫

私がメインで使用していたのは150×150×250cmになり上の写真の3齢の段階だと広々していますがこちらだとカマキリが7齢くらいになった際に結構狭くなってきてしまいました。とは言えタッパーでも足りるのでなんだかんだな所はありますけど、余裕は常に欲しいですね。

並んだカマキリ飼育ケース

ゆとりが大事です。

遠慮せず!カマキリの飼育ケースは大きければ大きい程良い?

我が家は初代の飼育において羽化段階には特大虫かごを使用しました。蓋も密閉性が高く湿度も保てるので安心感がありました。
特大虫かごで飼育される初代カマキリ

正面が蓋の面 サイド底は透明です

こちらの虫かごなんと横幅30cm以上です。多頭飼育をしているとなかなかこのスペースを1匹ずつ確保出来ずにいますが本来欲しい余裕ですね。

ケースの広さ=安心感だと思います。

終齢まで見守る覚悟でいるとカマキリを飼育するスペースと言うのも結構場所をとるものになります。なんと言っても1匹につき1ケースですからね。まとめて飼育を出来るバッタなんかとは場所の取り加減が違ってきます。くれぐれも先の予測をたてながら飼育をしていけるようにしましょう。

大きくなればなるほど、その成長を見守った時間が長い程やはり喜びも一塩、カマキリ愛が深くなりますよ。

ちなみに写真の虫かごはこちら

こういったケースを使用する時にはやはり縦型に設置をしてます。しかしそうなると天井の部分が網ではなくツルツルしたプラスチック面になってしまいます。天井での脱皮の可能性が大きいカマキリには少し心配な飼育環境になります。

なのでこういった形でケースを使用する場合には天井部分を補強しておいた方が安心です。

足場を補強された虫かご

横面と天井を補強した例

補強する素材は鉢底ネットや排水溝ネットなどを使用しています。詳しくは次の項目の用意する物2【止まり木、足場】へ→

最後の脱皮=羽化はその後の脱皮での修正がきかないので失敗はいつも以上に許されません。確実に成功へと導けるようにまず第一にスペースを確保してあげましょう。脱皮&羽化については脱皮&羽化攻略法へ→

カマキリの個体識別のコツは?

たくさんのカマキリを飼育していると誰が誰なのか分からなくなります。そんな時はケース左下にマスキングテープに名前を書いて貼って個体の識別が出来るようにしています。

カマキリの個体識別のための名前テープ

こちらは2017年度の早生まれ組。6匹だけなので名前をつけました

マスキングテープにメモして個体識別

大量飼育になると名前をつけてられなかったのですがマステの色を変えて種類分け(オオカマ、チョウセン、ハラビロ)していました。

名前をつけると何匹いても愛着度が違いましたが、さすがに名前をつける余裕があるのも一度に飼育する数が10匹くらいまでですねw

複数いると目印をつけておかないとどれがどれだか分からなくなります。マステには名前だけではなく脱皮した月日なども記入しています。

2023年度の大量飼育時には名前は付ける事はありませんでしたがやはり脱皮周期などをメモしてケースに貼り付けて個体識別をしていました。

脱皮周期のメモされたテープが貼られた飼育ケース

もはやテープもマステではなく養生テープですw迷いなくふんだんに使えますw

マステ(養生テープも)は貼ってはがせるので飼育ケースを交換してもまた新しいのに張り替えれるので便利でした。1匹1匹を識別して飼育することで確実に成長を見守り脱皮の時期などを把握&比較していけるのでこうしたメモ代わりの存在はオススメです。

このマステに書いた脱皮の周期の記録はカマキリの脱皮の周期は最短1週間?などで紹介しています。脱皮の周期などについては一大イベント!脱皮と羽化2【周期と回数】をご覧下さい。

カマキリの飼育ケースで重視したいのは天井部分!!

しきりに縦長縦長と繰り返していますが、設定が縦型であるのはカマキリは元々自然の中で草木などに捕まり暮らしてますから飼育下でも上に登る習性があります。

横移動ではなく縦に移動する生活をしているんですよね。だからこその縦型です。縦にある程度スペースがあれば脱皮の際も楽々ぶら下がれますよね。
飼育してきて何度も脱皮を目撃していますがどんなに止まり木を入れても結局ケースの天井にあたる部分で脱皮をする事が多いです。

排水溝ネット天井で脱皮を終えたカマキリ

天井に位置する排水溝ネットで脱皮を終えたカマキリ

つまり天井はカマキリの脱皮スポットとしてとても重要なポイントです。脱皮の時捕まりやすい様に私の場合は排水溝ネット(ストッキング素材)で蓋をしています。これさえあれば止まり木がいらないくらいに足場になります。

※こちらの図ですと「不織布」とありますがこれについては下記で説明しています。通常は使用しません。

私の購入している排水溝ネットは元々淵にゴムが入って居ます。ケースのサイズに合えばこれだけで蓋になりますが心配なので大体ゴムで留めています。
排水溝ネット
seriaで購入した排水溝ネット(深型)

ゴムについては輪ゴムだと劣化をして突然切れたりしやすいので長い目で見ればヘアゴムなどの方が良いかと思います。

※使用するケースにもよりますがネットは浅型もあります。プラカップの場合は浅型で十分だと思います。深型を使うともたついて邪魔かもしれません。(経験上)

排水溝ネット

メリット=安い、使い捨て出来る、目が細かいので餌が逃げにくい

デメリット=破れる、鎌に引っかかる事がある

※こちらのデメリットを改善した更に良い素材を下で紹介しています。

排水溝ネットはとても破れやすい素材になるので2枚被せておくと安心です。破れた隙間から餌が逃げるだけならまだしもカマキリ自体が逃げて行方不明になったら悲しいですからね。使用する際には穴があいてないかチェックするようにしましょう。

鎌が引っかかるのはちょっと心配ですが布性のものなどよりはダメージはマシかと思われます。我が家では今のところそのまま鎌が取れてしまったり致命的な事にはなってないので継続して使用しています。引っかかりやすいと言う事はつまりは脱皮の際には確実に心強い足場になってくれると言う事です。メリットデメリットそれぞれの素材にあるので比較して納得いくものを選んでいきましょう。

餌をあげる時には排水溝ネットを少しめくって投入します。

排水溝ネットも色々ありますがこちらは目の粗いタイプ。

目の粗い排水溝ネット

ゴムも別で用意しないとですし餌が逃げやすいのでこちらはオススメしません。

そういえば虫かごと聞いてこちら

スタンダードな虫かご

の他にこちら

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を思い浮かべた人もいると思います。
全体的に網目だしカマキリの脱皮スポットだらけであっちの方が安心だしいいじゃん!って思うかもしれません。
カマキリにとっては確かに問題ないかもしれません。しかし餌が逃げるんです。プラ製ネットではなくこういった布製ネットのものもそうだと思います。

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これとかとても通気性も良いですし全体的に網なので捕まり放題じゃん!って思うんですけど惜しいですよね。餌のサイズが大きくなれば使っていけるかとは思いますが布素材は衛生面を保ちにくくなってしまうかもしれません。まぁ、これしかないって時には普通に使用できると思います。

また、蓋に使用する素材で洗濯ネットの様な素材のものとか干物干す用のやつとか見るからに使えそうですよね。

こういうの。どこでも脱皮出来そうだし最高じゃん!と思ったのですがカマキリが餌を取るときに鎌が引っかかりやすいのがデメリットです。
あと蓋だけでなくケース全体が網の様になっているものだと心配になるのは湿度を保てないだろうってところですね。通気性が良すぎます。蒸れるよりはマシかもしれませんが(トラウマ)

脱皮の際には一定の湿度が必要となってくるのでそこまで考えてケース選びも工夫をしてあげましょう。通常カマキリはふきっさらしの自然の中に居ますが自然下ではなく飼育下ではカマキリが都合の良い環境に移動が出来るわけではありません。ちゃんと管理をしてあげたいですね。

不織布使用の注意点

不織布を使用した飼育ケースの天井部分例

上の図にありますが、真冬の孵化をした場合などの寒い季節には排水溝ネットに更に不織布を被せて輪ゴムで留めていました。不織布は季節や加湿、部屋の温度によってはケース内が蒸れる可能性があるので状況をみて使用を考えて下さい。オススメはしません。

季節的に冬~春にかけてなら保温効果もあると思いますがカマキリが通常生まれる5月以降は高温になるようなら蒸れる可能性が高いので使用しない方がいいでしょう。我が家はそれで蒸れて赤ちゃんカマキリをかなり死なせてしまったので。。。住環境にもよるかと思いますがオススメできません。

しかしこの不織布「保温」の意味だけでなく幼齢のカマキリに与える小さな餌(ショウジョウバエなど)が逃げるのを防止する意味もあって一時期つけていました。

幼齢のカマキリの餌は小さいので僅かなネットの隙間から出てきてしまいます。部屋をハエやアブラムシが散歩しているのも慣れますが(笑)やはり気分いいものではないのでこの場合は不織布など通気性の良くない素材ではないもの、我が家ではティッシュをばらして(2枚重なっているので)1枚にして輪ゴムでとめて被せてました。これで餌の脱走は防げると思われます。(一時しのぎでこういった方法を選びましたがこちらの役割をしっかり担ってくれるのが2019年度の飼育から使用しているオーガンジーの布だと思います。※下記で紹介しています)

こういった通気性の悪い素材を餌の脱走防止の為に使用をする際には、餌を食べたらすぐ取って次の餌あげのタイミングまでは通気性を保ってあげましょう。これでも結構蒸れるかもしれないので心配な方は排水溝ネットだけにしておいた方がいいかもしれません。蒸れは本当に怖いので…。

その他★カマキリ飼育の際使えそうな素材は?

例にあげた素材に限らず様々な素材で工夫して飼育してみて下さい。

そしてもし良いのがあったら是非コメントなどで気軽に教えて下さいね♪

蓋には他に換気扇フィルターなども使えますがコスパはあまり良くないかもしれないですね。どうしても使い捨てする事になると言うのを覚えておきたい所です。

まぁ要するにカマキリや餌の虫が逃げなくて通気性を保てて鎌が引っかかってもあまり心配がない素材ならなんでもいけますね。経験上ガーゼなどはやや鎌が引っかかりやすかった様に思えます。だったら普通にハンカチとかのがいいかもですね。タオルなどのケバ立った素材は思い切り鎌が引っかかると思うので避けた方がいいと思います。鎌の欠損はカマキリの命に関わります

またカブトムシのケースなどに使うコバエをシャットアウトするビニール製のものは非常に湿気が溜まる上ツルツル素材で捕まりにくいのでオススメ出来ません。

カブクワ用コバエよけシート

コバエ対策のディフェンスシート、勿論カブトムシの時には大活躍です。

これを付けてバッタを飼育していたら何匹か蒸れたのか死んでしまいました。(ごめん)

よく昆虫を捕まえて来てケースがないととりあえず何か入れ物に入れてラップで蓋して爪楊枝で穴をプチプチ開けたりしませんか?あれも恐らくカマキリ向きではないかと思いますが一時しのぎ程度にはなるかもしれません。空気穴って思っても全然機能していなかったりするので気を付けましょう。

私たち人間だって小さい穴しか開いてない空間に閉じ込められたら苦しいですよね?カマキリがどれだけそういった状況に態勢があるか知りませんがあれと同じと思った方が無難です。すぐに影響がなくとも後々よからぬ効果が出てしまうかもしれません。(過保護)

私史上最高の蓋素材のオーガンジーは結構オススメ★

試行錯誤をした蓋の素材ですが、2019年度ついに行き着いたかも?です!

排水溝ネットを蓋に使用した際のデメリットである「鎌への引っかかり」や「破れの解消」をしてくれたのはこちらのオーガンジーの布です。

こちらはキメ細かい穴が開いているので蒸れの心配はなく素材としてしっかりしているので排水溝ネットの様にカマキリの脚に引っかかってしまったり穴があいてしまったりの心配もないので良かったです。餌も排水溝ネットより逃げません。アブラムシの赤ちゃんさえも限りなくガードしてくれる感じがします。

我が家ではたまたま所有をしていましたが販売価格はちょっと高めかもしれません。布を扱っているお店などに行くとハギレで安く購入を出来たりもするので興味がある方はチェックをしてみて下さい。

また更に通気性が良さそうなチュールと言う素材も我が家では未使用ですが良さそうです。

こちらは布と言うよりも目の細かい網なのでまさにぴったりかもしれません。その内使ってみようと思っています♪

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オーガンジー蓋のカマキリ飼育カップ

オーガンジー蓋ごしのカマキリ

オーガンジー蓋ごしのカマキリ②

オーガンジー蓋につかまるカマキリ

まぁ。カマキリが大きくなってからはそこまで目が細かい必要はないのでどちらかと言う幼齢の時の使用がメインになりますね。勿論大きくなってからも使用していいとは思うのですが布も大きくなるので布代がかかるでしょうね(笑)

飼育ポイント★カマキリの飼育ケースはとにかく天井を重視する。

飼育のメインになるケースについての基礎知識はこれでバッチリですよね。では次の頁ではカマキリがカマキリらしく暮らす為に必要な止まり木についてみていきましょう。

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