【カマキリをつかむ時は手でつまむの禁止!】
いざカマキリを目の前にしてまず思う事が「どうやって捕まえよう?」だと思います。
下手な持ち方をしたのならその鋭い鎌で攻撃を受けそうですね。まさしくそうなんです。
他の虫と違ってカマキリは狂暴です。
無理に手でつまもうものなら鎌を後ろ手に回して必死に抵抗をしてきます。この時鎌は指に食い込むほどの威力。痛い思いはしたくないですよね。ちなみに噛まれるとまた激痛ですよ。それに決して固い体ではないカマキリにとっても指で思い切りつまむのは負担です。
こんな時どうしたらうまいこと捕まえられるのか、図説をご覧下さい。
1、まず悪い例、やりがちですが手で持たない。
2、ポイントは「指で押す」!!!
更に付け加えるのなら片方の手の指でカマキリのお尻を押してやりつつ押されて前に進んだカマキリをもう片方の手で足元をすくってやります。そうすると手乗りカマキリになります。
なんなら足元をすくうだけでも手乗り出来る場合もあります。カマキリは後ろに進んだりはしない生き物だと思うので前を塞ぐのがコツでしょうか?たまに差し出された手にビックリしてぴょんぴょん逃げ回ったりもしますがこうならない様にお尻を押してアクションを起こしてあげるのがいいでしょう。
お尻を押すといっても本当ちょんとするだけでオッケーです。
カマキリはなかなか繊細な生き物なので優しく扱ってあげましょう。
こうして手乗りに無事なったカマキリですが、大体のカマキリは結構な速さで腕を登ってくるので気を付けましょう。
そんな時は焦らずにこうしましょう。
3、進行方向に手を出して乗せる
これだけでいいんです。それでもカマキリはまだどんどん登ってくるでしょう。
なぜならカマキリは樹上性の強い生き物でもあるのでどんどん高いところに登る習性があるのです。
更に登って来たらまた逆の手を出して乗せ、更に更に登って来たらまた逆の手を出して乗せる。
この繰り返しになります。ふと立ち止まった時が写真撮影のタイミングですよ(笑)
ただしいつまでもこれが通用するのは羽化前の翅のないカマキリのみです。
翅が生えたカマキリの場合はこんな事をしてる間に飛ぶ可能性大なのでどこかに行ってしまわない様に注意しましょう。
またある程度大きめのカマキリでないとそれこそ手指で触れる事さえ危険に感じる事があります。
そんな時は筆の出番です。
筆の穂先ならば手指よりもカマキリに衝撃を少なく移動をさせる事が出来るでしょう。
3齢くらいまではこの方法の方が良いかもしれません。
また脚などのパーツをつかんだり引っ張ったりするのもよしましょう。
ある程度は丈夫に出来ていますがもしかしたら自決の様に切れてしまうかもしれません。
大事に扱ってあげて下さい。
たまには手乗りを楽しむのも蒸れ防止のコツでしょうか
直接触るのがちょっと怖い人や初めてカマキリを見るお子様には軍手がオススメです。最初カマキリを触るには結構勇気がいるものですが軍手があればかなり抵抗が軽減されるかと思います。カマキリだけでなくその他の虫も同様に軍手をすると案外触れるものですよ。
使い捨て手袋も便利です。
100均でも手に入ります。ビニール製よりゴム製のものの方がフィットしてより素手の感覚に近いので昆虫の扱いも楽になります。