残りの子が脱皮しないぞ

by haremono · 公開済み 2019-06-11 · 更新済み 2019-06-14

初齢カマキリが残り７匹となって居る我が家ですがなかなか脱皮をする様子がありません。

「どこか調子が悪いのではないか？」そんな心配が帰宅後的中をしてしまいました。

１匹のカマキリが息絶えて居ました。よく見るとコオロギが体の途中で詰まっている様子。

食べすぎとなったら腹まで到達をしてからの不具合となるかと思います。そうではなく途中で詰まっていると言う事は体内のいわゆる食道だとか内臓だとかの場所に消化への支障をきたす原因が出来てしまっていたのかもしれません。

この理由として考えられるのが

・その子自身の生まれ持ったハンディ

・初齢への脱皮時（孵化）の不全による支障

・餌などによる何か

こんなところでしょうか。まぁあげればキリがないですね理由なんて…。

私としては脱皮時の不全かな？とやはり思ってしまいます。他の子でも孵化時苦労をさせてしまって生まれてすぐに命を落とす子も出てしまいましたからね。

今日は１齢のこの子が１匹死んでしまいましたが、昨日は２齢でも１匹死んでしまう個体が出ました。原因はよくわからない部分がありますがこの間２齢になったばかりです。少なくとも脱皮をした時無事に成功をしたのだから元気であったのではないでしょうかその時には。と言う事は脱皮後に体に支障が出てしまったような気がします。その理由として考えられるのが

・２齢への脱皮時の影響によるエネルギー切れ

・２齢への脱皮時の不全によるもの

・脱皮後の栄養補給不足

この中で考えにくいのは栄養補給不足です。毎日カマキリの腹の具合を観察しながら餌を追加していっています。いわゆる２日置きではなく我が家はほぼ毎日ちびちびとカマキリに餌を与えています。それが自然の中で暮らすカマキリの状況に近いと思ったからです。

栄養不足になる程餌を切らしているつもりはありません。しかし餌をどんなに与えてもカマキリがそれを捕食しない事には意味がありません。この事を考えれば栄養補給不足も可能性はゼロではないかもしれないですね。

脱皮や孵化を一見成功させたと思ったカマキリでも実際見えない部分で不全が起きている可能性があるのではないだろうか？

そんな事がふと浮かぶようになりました。

カマキリはみんな生きる力を持って生まれて来る。

しかし脱皮と言うイベントは想像以上に命懸けなのではないか。元気なカマキリでもその時のアクシデントで一気に弱らせてしまう可能性を秘めているのではないだろうか。

そんな事を改めて考え直しています。

いかにカマキリが苦労をしないで脱皮を行えるかと言うのがカマキリを元気に成虫までフォローをしていく上でとても大切な事であると言うのを再度確認しました。

飼育の手間は毎晩結構な時間をかけて行っています。私がお世話を頑張らないと！！と思うのはいつもですが本当に頑張っているのはきっとカマキリなのでしょうね。どうにかカマキリの意向に沿っていける様に観察を続けていきたいです。今までの飼育を過信しないで毎年初心に戻って工夫を出来るところを見つけていけたらいいなと思います。だっていつまでも飼育に答えなんて出ないでしょうからね。

たくさんのカマキリを飼育してきた私ですがそれでも孵化不全や脱皮不全は毎年起こしてしまいます。原因がほぼ不明なまま見送るしかないカマキリもいます。

そういった悲しい流れは早く断ち切りたいのです。

現在70匹近くいるカマキリ。全ての個体を把握する事は正直ままなっていませんが、１匹１匹それぞれ個性を感じられます。色味、サイズ、行動もみんな違うなぁと言うのはすごく感じられます。

何匹いても目の前のこのカマキリは世界に１匹しかいない。その考えを大切にしたいと思います。

（ただこれを考えすぎると餌のコオロギだっていっぱいいるけどこのコオロギは世界に１匹じゃないか！とか思い始めてしまうのでｗほどほどにｗカマキリに対してだけ考えていけるようにしたいですねｗ）

それにしてもすごい。４代目だけど飽きない。

なんなんだろうこの魅力。かわいさ。ときめきが止まらない。けど出来ればせっかくかわいいカマキリなんだからもうちょっときれいに写真を撮りたいもんですねｗｗ（いつも見にくくてすみません）