忘れないで!温度管理と日光浴1

飼育環境は25度前後を保って適度な日光浴を心がけよう

どの生き物にとっても日光とそれに伴う温度はとても大切な役割を果たしますが、小さな昆虫であるカマキリにとってもそれは同じです。

温度は15度以上からおそらく30度程度までです。

おそらくと曖昧な表現をしましたが限界で30度と私は考えています。

基本は20度寄りな25度前後がいいと思います。

真夏の暑い日などはそれ以上の温度を上回る温暖化の世の中ですけど、カマキリが生息する自然の多いところはどうでしょう?木漏れ日から差し込む日光はさほど強いものではありません。外の世界でも日陰はかなり涼しいのです。日が当たらない野草の下の方は案外ひんやりしてたりします。つまりは暑すぎる日はカマキリはきっと日陰に避難しています。自然下の生き物は30度をまともにくらっている時間は案外少ないのではないでしょうか。もちろんそういった気候を好む生き物もいますが、日本国内の気候に適して命を繋いでいるほとんどの虫がそうなんじゃないかと思います。


太陽の下のカマキリ

だから本当に適温はきっと20-25度程度だと思います。カマキリの様子を観察してもちょっと温度に関しては具合が分かりにくいです。温度が低すぎると動きが鈍くなるなどはありますが逆に暑い事に関してはかなり曖昧な反応なのではないでしょうか。よってカマキリを観察した様子で温度を変えるのではなく意図的に大体この程度を保ってあげられるようにしましょう。
かといって真夏の暑い日にわざわざカマキリ用に温度を下げる為に冷房をつける必要はないかと思います。エアコンの冷やし方はまた自然とは違うとても人工的できつい感じがしますからね。逆に温度が低すぎになる可能性が出てくると思います。温度を下げたいのなら単純に日の当たらない部屋の中での涼しいところにケースごと移動させるのが手っ取り早く自然に近い形の温度の適応をさせてあげられると思います。それでも足りない様なら扇風機などで風を送ってあげてもいいかもしれないですね。

窓辺に置かれた幼齢のカマキリの飼育カップ達(冬場)

温度と一緒に考えたい!湿度を保つ方法

上で冷房について触れましたが冷房をつけると一番心配なのが湿度変化です。

人間だって冷房がついた部屋では乾燥を感じますよね?カマキリの場合は分かりやすく乾燥の影響が見られます。急に脱皮不全が増えてしまったり…温度だけではなく湿度についてもとっても重視したいカマキリの冷房との相性は最悪でしょう。

温度とともに気にかけてあげてほしいのが湿度です。

湿度に関しては餌と水分の項目でも水とカマキリの関係性をまとめているので詳しくはそちらもご覧下さい。



湿度は保ちたい!けれど蒸れも大敵!

乾燥も気になりますが逆に夏場などの湿度が高い季節にはケースが蒸れない様に風通しは保ってあげた方がいいでしょう。蒸れはカマキリにとって良い影響があるとは言えません。霧吹きの水などを直接カマキリにかけるのが良くない事からもわかると思います。か弱い作りから見て取れますが決して水に強い生き物でもないのでしょう。

以前川でザリガニを取って居たら偶然にもカマキリが流されて来た事がありました。

どこかから落下したのかハリガネムシに導かれたのかわかりませんが溺れてしまうのでただちに救出しました。

※ハリガネムシについては寄生の項目で触れています。

溺れてたカマキリきれいな緑色個体

その後暫く体を乾かして居たら元気になったので多少水に濡れても一応復活は出来るようですが言うまでもなく水浸しになる事は決してカマキリにとっては良い事ではないと思います。


元気そうでしたがお尻から水が出ています

たまに外に放置された飼育ケースを庭先で見かけるお宅がありますが、カマキリの飼育ケースは間違えても雨の中外に放置するなんて事はないようにしましょう。外で暮らしている分にはどこにでも移動して雨風を避けれますが飼育ケースの中では逃げ場はありません。雨風が直撃したら弱ってしまうし溺れてしまう可能性があります。

言うまでもないですがカマキリの飼育は室内で行うと言うのは基本だと思います。

蒸れない飼育環境を提供してあげよう

カマキリ飼育のメインの時期となる夏場は蒸れとの戦いです。密閉性の高いケースを使っている場合はたまに蓋を開けて隙間から換気をしてあげましょう。

最近よく売られている密閉性の高い飼育ケース

 

実際の使用例 カマキリの場合は縦置き

上の様なタイプの飼育ケースは従来の飼育ケースと違って蓋が全体が網目状ではなく最低限の空気穴のみであとはクリアーなプラスチック素材となっています。これだと視界がよく観察をしやすいのが利点です。そして湿度を保つ点ではいいのですが空気穴となる網目が少ない為蒸れやすくなるので注意しましょう。

従来の飼育ケース、こちらはセパレート利用できる仕切りつきでした。便利になりましたね。

また従来の飼育ケース=虫かごと言うと大体が蓋全体が網目状で中央の辺りに小さなクリアな小窓の蓋がついてましたよね。

 

だいぶオシャレになりましたがこの様な(笑)

小窓から昆虫の出し入れをしていたと思いますが上の様な密閉性の高い飼育ケースの場合はそれがなく蓋丸ごとがぱっと開けるタイプになります。そうすると中の昆虫が逃げやすくなかなか面倒です。我が家は最初カマキリを飼育した時お店でこれしか見当たらなかったので買いましたがカマキリ向きではないかもしれません。

あまり飛んだり跳ねたりしない昆虫なら逃げないのでこのケースでも安心して飼育出来ますね。しかしカマキリの場合はカマキリだけではなく生餌の動きもあるのでちょっと。蓋が丸まるあいてしまうのが困るわけなので中に一枚ネットの様なものを被せておけばその隙間からの出し入れが出来るかもしれません。

しかしこうなるとせっかくクリアなケースを選んだのに視界が結局悪くなり意味がなくなってしまいますね。キャパ的にはこのサイズはカマキリの成虫用にもちょうどいいので蓋だけネットのみにして使用するのはおすすめです。

ちなみにどのケースの場合でも蓋を取るときはケースの蓋の下の部分を開ける方がカマキリは逃げにくいと思います。カマキリが最初から下にいたのならさすがに上からの方がいいかもしれませんが基本カマキリは上があったら上に上がる樹上性な習性があるのでケースの上を開けると真っ先に外に出てこようとしてくる個体がいるので注意です。またケースの蓋に挟まない様に確実にカマキリの所在を確認しながら蓋の扱いは慎重に行いましょう。

 

気密性の高い飼育ケースを使用した場合の換気の手間を考えると夏場は通気性がある程度確保出来る飼育ケースの方がよさそうですけど室内での飼育となると人間の都合でやむ終えず冷房を使用していたり色々状況が変わると思います。自分の飼育している環境に合った方法を選びましょう。試行錯誤してあげたらきっと立派なカマキリになりますよ。

脱皮をスムーズにするには湿度は必要です。しかし脱皮後体を固める為には乾燥するタイミングも必要です。なので風通しは保ちつつ湿度も保たないとなりません。それを踏まえた上で温度も考えないとです。なかなか加減が難しいところかもしれませんが湿度がこもるのがいけないと言うのは結露してケース内が曇る程になる事をさします。そうならない様に気にかけてあげてれば大丈夫だと思います。神経質にならない程度にメリハリのある飼育をしてあげましょう。

脱皮関係のその他の記述は脱皮&羽化攻略法の項目でまとめてあります。

次の項目はカマキリを飼育する上で保温を必要とする一番の状況、季節外れの孵化に対応した内容になっています。




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