これって治るの?脱皮不全羽化不全とハラオレ6

こちらの項目も変わらず閲覧注意です。見たくない人は回れ右でトップページへ戻る→




(執筆中なので途中になってる項目があります。すいません)

9.前翅が縮んで開かない

2017.6.14 成虫のオオカマキリ カマキリの翅の中でこの表面に見えているのが前翅 正常な状態

カマキリの翅は二部構成と言う感じで普段表面に見えている方の翅を前翅と言うそうです。内側にあるスケスケの翅じゃない方です。前翅はスケスケの翅=後翅のカバーと言う感じに位置します。実際飛ぶ際にはスケスケをメインで使うものと思われます。

この前翅が縮んでしまっているカマキリの場合羽化環境の加湿不足餌&水分補給不足などが原因としてあるでしょう。

カマキリは脱皮や羽化をする際に体液を送り込んで体を広げていきます。餌が不足した状態で脱皮や羽化を迎えたカマキリはその体液を全身に充填するだけ持っていないものと思われます。また体力不足の原因としても餌不足は思い当たるかと面ます。体力が不足してしまうと最悪の場合力尽きて死んでしまうので命に係わる事態です。

この大変な作業をサポートするのが湿度であると思います。

湿度がある事で翅を広げる為に必要な水分が与えられる面があるでしょう。要するにカマキリ本体内も飼育環境も瑞々しくあるべきなのでしょうね。乾燥している状態ではいけないのです。

ちなみに前翅のみが縮んで開かないと言う個体は我が家では見かけられなかったので画像はありません。レアケースなのかもしれませんね。恐らく順番として前翅→後翅と言う順番で伸ばしていくのではないでしょうか。

10、後翅が縮んで開かない

2017/08/04 羽化不全を起こしたチョウセンカマキリ 前翅は伸びてますが畳めてません。後翅は縮んでしまっています

2017.08.04 正常な羽化をしたチョウセンカマキリ

こうして翅に支障が出てしまったカマキリは翅を使った長距離の移動には困るものの動けないわけではないので命に支障はありません。しかし自然下では非常に不利となってしまいます。必要だからついているものですからね。

翅が全てとりあえず開いた状態ならば本来の状態に戻す為に多少手の施しようがあるかもしれませんがこうして開ききっていない状態では無理矢理開くのもちょっと難しいかと思います。恐らく水分不足などが影響をしているものかとは思いますが外から水滴などを与えて翅を開いたところで根本のカマキリ自体が体内で送り出す体液の部分が足りないわけですから完全体には補正出来ないでしょう。こうした個体にはあえて手を加えずに飼育をしています。

11、前翅が閉じない

2017.08.11 羽化した成虫のチョウセンカマキリ 後翅は閉じれていますが前翅はヒラヒラしてしまって畳めていません。

やはり前翅もしっかりと畳めないと飛ぶのには支障が出る様です。翅を伸ばす仕組みとしては体液を送り込んで、と言う流れが分かるのですが畳む仕組みについてはどういった作用で行われているのかわからないので原因もいまいち見えないのですが恐らく体力不足などが一因となってくるものと思われます。

12、後翅が閉じない

11の逆で前翅は閉じれて後翅のみが閉じない個体です。あまり居ませんがこちらについては多少閉じてなくても分かりにくいと言うのもあるかもしれません。我が家で飼育をした個体の中では畳んだ状態で前羽から後ろ翅が微妙に飛び出てしまっている個体が何匹かいましたがこちらに該当するものと思われます。ひどい状態でなければこちらは飛べる様です。



13、全ての翅が閉じないでヒラヒラしている

2017.08.11

2017.08.11

前翅も後翅も開いた状態のまま畳めない個体です。こちらは体力不足などによるものかと思います。ひらっひらなりにはばたく個体もいるのですが実際飛べるかどうかはわかりません。ただ翅に支障が出てしまったどの個体についても翅と体はしっかり繋がっているのできっと神経的なものは残っているのであろうと思います。しっかりと飛べないとしても多少は動かせるものでしょう。

2017.08.11

こちらもあとちょっと…なのですが前も後ろも翅が開いた状態になってしまっています。

しっかり伸びてはいるのでこのくらいなら飛べる可能性もあるかと思います。しかし完全体ではない事には変わりないのでやはり生きていく上での支障が出てしまうものと予測します。

2018/07/15 かますけ

こちらのカマキリは高学年の小学生にオオカマキリを預けてみたのカマキリになります。

羽化不全ではありますが大分マシな方でしょうか。翅が閉じれてるっちゃ閉じれてるのですが下の方を中心にヘロヘロしてしまってますね。ちなみに触覚片方と左足もやや不全です。

前から見るとこんな感じ。閉じれて~…ないですよねw

しかしこうしていっちょ前に威嚇もします。オスの個体なので飛べるといいのですがどうでしょう。

とりあえずリリースを考えた上では歩行と餌の捕獲が出来れば自然界でもなんとかいけるかと思うので翅だけの不全はまだ生存率が高いかと思われます。しかし他のカマキリが翅を使って自由自在に遠くまで移動を出来る事を考えて比べてみれば繁殖相手を探す点で明らかにハンディがありますよね。

2017.08.04

全ての翅が開いたままになってしまったハラビロカマキリ。こちらは翅がそもそも開ききっていません。接種しておくべき水分の不足が深刻です。

2017.08.11

正常な羽化を果たしたハラビロカマキリ。違いは歴然ですね。

翅の不全については体力不足や水分&餌不足なども原因として考えられるのですがそれ以外に羽化をした場所と言うのも関係するかもしれません。

我が家で飼育した個体は脱皮や羽化を天井と言う場で基本行っていっているのですが通常の脱皮なら問題はないのですが羽化については脱皮の工程を経た後に更に翅を広げて乾かすという作業を続けてしないとなりません。

脱皮の作業については頭を下にして行いますが羽化の作業についてはその逆で頭を上にして行うものです。この時に天井での羽化をしてしまうと下に止まり木などがないとそのまま上体を起こして天井に戻らないといけません。その際に転落をしてしまった場合はまだ広げる前の翅が傷ついてしまったりして羽化に支障をきたす場合があると思われます。

また転落を免れて無事天井に戻れたとしても天井でぶら下がったまま羽化をする作業に移ってしまうと翅を広げる時も畳む時も天井に平行に捕まったカマキリから翅は床に向かって直角に近い状態になってしまいます。

そうすると広げる時から翅に癖がついてしまいそうですし、畳む作業は重力に逆らって行わないといけないわけですから相当な負担になってしまうと思います。

私としては飼育ケースの蓋を排水溝ネットにしている事もありそこがカマキリの足場ともなり、止まり木を入れてもカマキリは基本天井にいて天井で脱皮をしていっているので止まり木に頼らない脱皮羽化を行っていたのですが、こうして羽化不全を起こしてしまう個体が多発したので考えました。脱皮の時は大丈夫だと思いますが羽化時のみは止まり木の様な、ケース下の方や横の方にカマキリが捕まれるものがあるといいと思います。

どうしても止まり木を入れるとカマキリの脱皮や羽化をするスペースが狭くなってしまうのでそこがデメリットとなってしまうのですが羽化をスムーズに行う為には工夫をして設置をしていきましょう。

我が家でも羽化を始めた個体についてはケース内に止まり木がなくっても途中でそーっと止まり木を追加したりするようになりました。

しかしこうして止まり木を追加してもやっぱりかたくなに天井で羽化の全ての工程を済ませたがる個体はいるものですw

そして止まり木なしの時でも羽化に成功する個体の方が多かったわけなのでここが直接的な原因とは考えられないかもしれませんが全てのカマキリが必ずしも万全な状態で羽化を行っているかどうかは分かったものではありません。少し力が足りないカマキリなどをサポート出来るのも飼育下だからこそですから、出来るだけ手厚くサポートアイテムを用意しておいてあげましょう。

羽化を終えたらカマキリはもうその体のまま一生生きていかないといけません。責任重大なところなのでしっかりお世話をしないとなと何度も考えさせられます。



これって治るの?脱皮不全羽化不全とハラオレ7へ進む→

これって治るの?脱皮不全羽化不全とハラオレ1へ戻る→

トップページへ戻る→