残りのカマキリが4匹になりました。
70匹オーバーから始まった今年の我が家のオオカマキリの孵化でしたが現在我が家に残っているのは4匹になりました。
決して他のみんなが亡くなったわけではありませんw
かれこれ今年は50匹以上は野に離した感じになりますね。去年などよりはずっと少ないのでそこまで大変ではなかったのですがやはり雨の影響が多少なりともありました。なんとか小雨気味な時や雨の切れ目を狙って安全そうな所に1匹ずつカマキリを逃がしました。勿論1匹1匹離れた場所に逃がすので結構動き回りましたw自然界は人間が考える以上に生き残りをするのに厳しい世界でしょうからこの程度の工夫ではなかなかカマキリの安全の保障は出来ないとは思うんですけど一応我が家で育った兄弟同士の共食いだけでも避けたいなぁとは思って動いています。
兄弟、とは言っても3つの卵からの孵化があったので一応3血統存在してたと言えるんですけどね。
・河原1号さん
・ものさしさん
・GO太さん
この3匹の卵嚢からの孵化が今年の飼育の全てになりました。
山奥の子達など他の産地の子の卵はどれも孵化をしませんでした。殻だったのか不具合が起きてしまったのか知りえないところはあるのですが諦めるしかないんでしょうね。
結果として同じ産地の3匹の子供達しか我が家にはいなかったわけですからリリースはとても楽でした。去年などは各地を毎日の様に車飛ばして巡っていたのでちょっと大変でしたねwそれも幸せの一つではありましたが色々忙しい年でもあったのでw死ぬかとw
母は違えど育てている間はあまりそこのところを気にかけず平等な感じに育てていました。とりあえず記録はとっているので後々まとめていけたらと思います(今年こそw)
と言うか母は同じでもひょっとして父は同じ可能性もあるのかな?カマキリのオスって何匹かのメスに種付けする事もあるんだろうか?飼育下だと狭いからどうしても共食いをしてしまう事が多くなるみたいだけど外のカマキリ達は案外交尾後のオスでも無事に生き延びていたりするみたいですからね。ちょっと謎めく。可能性は否定出来ない気がする。浮気だ!←違
この間は残り10匹だったかと思いますがその中の4匹が元気な6齢となってくれたのでその子達をまず7/15に逃がしました。結果我が家のカマキリは6匹に。そしてそこから更に7/17に2匹の6齢になった子をリリースです。=結果4匹になりました。
帰省で飛行機に乗せて手荷物で連れて行く事を考えて、とりあえず無事に脱皮をして不全などの影響が少ないカマキリはどんどん逃がしていってます。ただし現在残っている子は不全の影響がみられる子です。ガッツリ尻曲がりさんは脚までないのでこちらは確実に居残り組です。そしてちょっと尻曲がりさんは元気な様子ですがとりあえず観察もしていきたい個体なので残しています。あとは背骨曲がりさんと後ろ脚不全の5齢がまだ1匹ます。後ろ脚不全の方は治る様なら帰省前にリリース予定です。
今年の帰省後は背骨曲がりさんとガッツリ尻曲がりさんとちょっと尻曲がりさんをメインで飼育していく予定です。
本当は全員の羽化を見守りたいくらいでした。50匹くらいならばなんとか本気出せばいけるかもしれない!そんな気持ちだったのですが…まぁ無理をしてもカマキリの負担にしかならないですしこうして放流を躊躇するのは私の飼育者としてのエゴでしかないとは思うのですが、やっぱり別れは寂しいのです。そうそれが全てですよね。自分が寂しいから手元に置いてしまうのでしょう。
そして今年は寒さの為なのか去年よりも小さめの段階でカマキリを逃がさないといけなくなってしまったのでまだまだか弱い子達を厳しい自然界に逃がすのはちょっと心配多めでした。
とは言え、私がいくら成虫まで育てて野に放ったとしてもそうそうカマキリの多くが無事に過ごしていけるとは限らないんですけどね。でもきも~ち強いかな?なんて。大きければ大きい程に強いとは思うのでw
いや~…カマキリが1匹でも多く命を繋いで欲しいと願ってやまないのですが厳しい自然界、なかなかうまくいかないもので。きっと生き残るのは難しいのでしょうね。
しかしこれが自然界なのだととても思っています。
カマキリだけが多くなっても自然界のバランスは崩れてしまって決してよくありませんからね。淘汰ありきの自然の中での共生を彼らはしていっているのだと思います。仕方ないんでしょうけどたまに真面目に考えて切なくなる話です。
昆虫界隈に片足を突っ込んでからずっと、なんだか人間には本当にとても追いつけない世界で生きているんだなぁとしみじみ思っている毎日です。魅力が尽きないですよ。本当。
知れば知る程にはまっていく自然の魅力に本当にメロメロです。
※写真は後日追加しますw