2019年度産卵記録1

我が家ではオオカマキリの交尾を基本行っていません。

近年卵嚢を確保するとしたら交尾を終えた時期に腹の膨れたメス成虫を外から連れて来る事が多いです。2018年度からは完全にこの方法になりました。

それより前は冬場に外からオオカマキリの卵嚢を探して来て確保する流れでした。

どちらが楽かと言うと個人的には動かない卵嚢を探すよりも気配を感じるメス成虫を探す方が楽ですね(笑)

って事で2019年度も外カマキリを連れて来て卵嚢を産んでもらいました。

本当は2019年度は卵嚢を確保せず2020年の春に孵化したオオカマキリの幼虫を直接連れて来て飼育をしようと思って居たのですが、ご縁がありましたので。

2019/10/08 メイ

こちらは一度我が家で交尾を試したメスになります。

交尾実験の詳細はこちら→

交尾後逃がしたのですが運命的な再会をしたので連れて帰って来ました。

「運命」から由来して「メイ」と名付けました。

再会した時には既にお腹がふっくら。

2019/10/08

2019/10/08

我が家で交尾をした結果なのか外で交尾をした結果なのか分からないですがとりあえず命を宿してくれているみたいなのでほっとしました。私はカマキリが命を繋いでくれることが何よりもの願いなので。

一度我が家に拉致したのでその期間に交尾の機会を逃してしまったりしていないか心配をしていましたが無事子孫を残せる事は本当何より。と言うかそもそも捕獲前から交尾を済ませていた可能性もありますけどねw

産卵寸前カマキリの腹

メイの腹は日を追うごとにどんどん膨れていきました。

2019/10/13

こちらは昼間のメイの腹。この同日の深夜に産卵をしたのでこれがれっきとした産卵寸前の腹の状態になります。

2019/10/13

2019/10/13

ひだの部分がひくひくと動いていました。その他メイの行動に特段普段と違う感じはなかったのですが腹部が本当に伸び切ってパンパンと言う感じでした。妊娠線も出来ないであろうこの腹のひだ、うまく出来ているものですよね。

2019/10/13

完全に妊婦の腹です。

2019/10/13

腹はパンパンですが一応餌は食べました。はちきれない程度に。これでバッチリ☆カマキリの腹具合ではあまり餌をあげると腹が破裂してしまうと言うのを紹介しているのですがメスの成虫に限っては無問題ってくらいによく食べます。と言うか食べないと恐らく産卵に失敗してしまうのだと思います。途中で力尽きたり、卵に栄養が行きわたらず孵化しなくなったり。色々想像の範疇でしかない話ですけど予想出来ますよね。メス成虫の分だけでなく卵分&産卵する体力まで考えて餌の調整をする必要が出てくるかと思います。こういうどうしたら…って時に目安になるのがよく言う「2日に一度コオロギ1匹」程度の感じでしょうか。

メイ。いよいよ産卵!!

その内産むであろうとは思ってましたが昼間の状態で早速その日の深夜に産卵を見れるだなんて!ちょっと予想外。準備不足って感じはありました。しかし産卵をし始めたら止まりません。

2019/10/14 0:25

その日の深夜と言っても既に日はまたいで次の日になっていましたが気付いたらここまで産んでいたのでちょうど日をまたぐ頃に産み始めたのかなと思います。

2019/10/14

お尻を賢明にねりねりくねくねぐーるぐるして卵嚢を泡立てる様な、卵を中に包み込む様な…一体どういう仕組みと順番なのかよくわからないですがとても神秘的な動きをしていました。産卵は数回目撃をしていましたがいつ見ても感動をします。だって生命の誕生の第一歩ですからね。

2019/10/14

写真をありとあらゆる角度から取りたいところなのですがあまり刺激をするのもあれなのでちょっとだけ。途中まで見守ってあとはメイ任せにしました。

カマキリの卵嚢、産んでいる最中はきっと柔らかいんでしょうね。どの程度で固まるのか?触れて確認と言うわけにもいかないので想像が余計に膨らみます。

柔らかいメレンゲの中にとっておきのジェリービーンズを投入☆って感じでしょうか(どんな感じだ)産んでいる最中に卵嚢の中に黄色いきれいな卵がチラ見出来たりもするのでもし産卵を見かける事があったら邪魔をしない様に覗いてみましょう。見つけた時の感動は本当幸せすぎます。

端正込めて産みあげた卵嚢確認

朝が来ました。メイが産卵をしていたのは日をまたいだばかりの時間帯だったので卵嚢もかなり固まってました。と言うか固まっているように見えたと言うだけですけどね。まだまだ生みたて卵なので触れません。そーっと大事に見守ります。

2019/10/14

産んだ後のメイ。なんだか誇らしげ。

腹具合がよく見えないですが餌をしっかり与えていたので腹の凹みはひどいと言う程凹んでは居ず、通常モードと言う感じでした。しかしこれは餌のせいでなく「まだ卵嚢を産む」状態だったりもします。

メイはまさしくそれでこの時の卵嚢の他にももう1つ卵嚢を産みました。

我が家だけで2回産卵したわけです。

2019/10/14

それにしてもちょっときわどいところに産卵しましたね。上の方は排水溝ネットに面しています。まぁ卵嚢はしっかり卵を包んでいるのでこれでも問題はないようですけどね。

2019/10/14

とてもきれいな形の卵嚢でした。

続く

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