これでバッチリ☆カマキリの腹具合

【ここを抑えればバッチリ!カマキリの腹具合のチェックの重要性】

脚が生えているその下の部分がカマキリの腹になります。

カマキリに限らずペットとして飼育をされている生き物など人間ではない他の生物は言葉を発する事が出来ません。それ故、飼育者であるこちらに不調を訴える事は出来ません。だからこそよくよく観察をする事が必要になって来ます。たまにではなく毎日です

変化を見つける事が不調を見つけるポイントにもなります。


それにしても犬や猫に比べて昆虫の不調を見つけ出すのはとても難しいところがありますよね。まずサイズが違いますから。小さければ小さいほど変化には気づきにくく手遅れになりやすいです。病院だってありません。私の飼育をしている爬虫類の通っている病院はタランチュラまで診てくれますけどカマキリは断られました(聞いたと言う事実)

昆虫専門の病院ってありませんから、どうしても防虫剤的なものを撒いたり置いたりしてるようでまぁ相いれないのは仕方ないのでしょうか。けど餌のコオロギは平気なわけで。まぁコオロギよりもカマキリちゃんは繊細なのでしょうね。

しかし病院で診て貰えなくっても、カマキリの場合甲虫などと違って目に見える変化を汲み取る事が出来る部分があります。それがです。

カブトムシなどの甲虫はどれだけご飯を食べても変化はあまり見られませんがカマキリの場合は分かりやすくしっかり腹が膨れます

もっと言えば背中をじーっと見ていると透けて体液なのか餌が消化されたものなのかが流れていくのが見えます。これ確認したい人は日に透かして見る感じだと分かりやすいですよ。餌をしっかり食べているのか心配な時は観察してみましょう。まぁそこまでしないでもコオロギ1匹居なくなれば食べるまでじっと見ていないでもしっかりお腹に入ったのが分かりますけどね(笑)

とにかく日々のこの部分「腹」の確認が健康なカマキリを育てるコツのひとつであります。

具合が悪いカマキリは餌を食べなくなってしまうのでみるみる腹が凹んで来てしまいます。

【カマキリの腹具合見分け方図説】

では実際この腹部の変化を図説していきたいと思います。

★空腹~通常時

スリムなスタイルに見えますね。これくらいが齢問わず空腹~通常程度の腹の膨れ具合になります。

これ以上膨らみがなく凹んでいる様に見える場合はとても空腹状態と言えるので餌が足りていません

もしくはカマキリの中で何かしら不具合があり餌を受け付けない状態です。お腹が凹んだ様な状態が悪化していくとお腹が本当にペラペラになります。しかしペラペラまでいくとここから復活するカマキリはなかなか見受けられません。そのまま死んでしまいます。

昆虫に病気と言うものはないようですがきっと何かしらカマキリの体内で不具合がありもう餌を食べれないのでしょう。水分を与えたり諦めない事は必要ですが残念ながら助からない可能性が大きいです。

カマキリの不具合についてはこれって治るの?脱皮不全羽化不全とハラオレ(閲覧注意)の項目で詳しくそれぞれの症状に沿って対処策なども紹介しているので是非ご覧下さい。

ではもうちょっと膨れた状態を見てみましょう。

★満腹時~

左から、満腹時→食べ過ぎ→危険、と言う状態です。

画質がアレですけど大体どういう変化をするかわかるでしょうか?

【見落としてはいけない!腹面と背面の膨らみは別物!】

上の図説はあくまで私が飼育をして来た中での目分量になりますがカマキリの腹はひとえに腹と言いますが腹面と背面で膨らみ方が違います。勿論食べ過ぎれば背中面も影響を受けてやや膨れた様に見えるかもしれませんが基本通常の食事をした程度なら背中面は膨れて来ません。背面の膨らみが目立って来た場合はそれは脱皮か羽化の前兆です

すごいでしょう。腹部をチェックする事で脱皮や羽化の兆候まで見て取れてしまうんですよ。

つまり「お腹の部分」が膨れた=餌は足りてるOK、ではないのです。

膨れるべき腹面が膨れていないと意味がありません。

ちなみに背面が膨れているのに腹面は膨れていないとなると=脱皮や羽化が近いのに空腹状態、と言う事になりとても思わしくない状況なのでカマキリが脱皮や羽化前の断食体勢に入る前にしっかり餌を与えておきましょう

【腹面と背面ともう一つ!大事な部分を見落とさないで!】

カマキリの満腹度を目視で測る部分は腹面、背面、だけではありません。

もうひとつ忘れないで欲しいのが腹面と背面の間にあるヒダの部分です。

この写真だと分かりにくいですけど腹面と背面ってくっきり分かれてますよね?その間にヒダの様なものが隠されてます。

分かるかな?そもそも満腹時以上にしないようにしてるから分かりやすく膨れてる写真があまりないかも(笑)

ほれぼれしますね(脱線)

このヒダの部分があるのである程度カマキリの腹には伸縮率があります。また腹の模様もジャバラの様になっていてここもまたやや伸縮性が見られます。横にも縦にも見る分より多少余裕があるのです。ここが隙間から少し見えている程度までが腹具合のベストな状態だと思います。ぴったりくっついているのなら空腹~通常状態、まぁまだ食べれる腹加減だと思いますが腹面がもう膨らんでいるのなら敢えて餌を足さないでもやっていけるでしょう。

ここが大きく開き伸び切っている状態は危険です。これは食べ過ぎでカマキリのお腹が破裂して命にも関わってしまうレベルに食べ過ぎとなってしまいますのでご注意下さい。お腹のヒダが元に戻るまでは次の餌は控えましょう。

一度だけ食べ過ぎたのか?お腹パンパンでお亡くなりになっているカマキリが居ました。満腹になるとお腹が破裂と聞いていたのでパンッと爆発のようになるのかとちょっと思いこんでいた部分があったのですがそのカマキリを見る限り本当に小さくお腹の一部に穴が開いてそこから黒っぽい体液の様なものが出てしまっていました。食べ過ぎる程餌をあげていたつもりはないのですが何かの拍子にキャパがオーバーしてしまったのかもしれません。

はたまた餌の昆虫のコオロギ辺りに傷つけられた可能性もありますけどね。

まさか便秘が原因なんてことはないかとは思うんですけどカマキリでも排便がうまくいかなくなる個体がいたりします。多分踏ん張る力さえなくなって弱ってしまった状態のカマキリになるのでしょうか。お尻の部分にうんこをぶら下げっぱなしなのです。脱皮不全で動けなくなったカマキリなどにはたまに見られます。また下痢便などの不調を経てお亡くなりになってしまうカマキリも居ます。揃って腹の具合は見るからにおかしいので分かるんですけど。

餌をあげていない食べていないのに腹が満腹状態に膨れたままと言うのも気にかけてあげた方がいいです。




【腹具合はバッチリ把握!けれど成虫のメスだけは別枠なので注意!】

このヒダの部分が伸び切っているのが当たり前なのがメスの成虫です。もっと言うと基本繁殖を終えたメスです。

卵がお腹に入ったカマキリは本当にお腹がパンパンです。見てて怖いんですけどこれは妊婦さん、と言う事で大丈夫な様です。

メスカマキリは繁殖をしないでも卵嚢の元がお腹の中にあるので繁殖を済まさないでも成虫になって暫くすると自然と膨れていきます。どの生き物でもメスは産まれた時から体の中に決まっただけの卵を持っているのかもしれないですね。

なので繁殖を自宅でしないメスカマキリは誰よりも早めに逃がした方がいいでしょう。外で繁殖活動を早く行って子孫を残していってほしいですからね。

妊婦だから大丈夫!って事ですけど、かといってあまりこの状態で餌を与えすぎてしまってもさすがにパンクの危険があると思います。

無限に伸びるわけではないですからね(笑)人間だって妊婦さんがあまり太ると痩せて下さいくらいに言われるんですからね!

餌やりはあくまで様子見でとりあえず2日に一度コオロギ1匹程度までのペースにしましょう。心配なら少し減らしてもいいかもしれませんが、産卵をする体力もつけないといけないのでそこは忘れないようにしましょう。

我が家でもメスカマキリの成虫を繁殖期まで保護していたところ繁殖をしないまま無精卵を産んでしまった事があります。冬場に生まれたカマキリだったので早めに外に逃がしたい気持ちはやまやまだったのですがまだ自然下に繁殖相手がいないとなると繁殖活動前に命を落としてしまうかもしれないと思い保護期間を長くしてしまったのですがまさか繁殖しないで産むとは誤算でしたね。

2017.07.30 実際その時の卵嚢 ケースの蓋にしていた排水溝ネットとケース上部角につく状態で産卵していました。

この時産卵をしたカマキリのメスの腹は大きく凹んで見えました。伸びた腹部がいきなりしぼむわけですから多少いびつになるかもしれませんが卵を宿したメスカマキリの場合の腹部の膨らみの多くは卵な場合があるので気を付けましょう。しかし卵が入った状態の時はそもそもあまり食べれないのかもしれないですけどね。自然界では重たい腹を引きずってなかなか餌にありつけないでしょうし。ただちょっとお腹すいてたのかな?と心配になってしまいました。

2017/07/30 凹みわかるでしょうか?

言われてみれば理解出来るんですけど、まさか交尾をしていないのに卵を産むと思っていなかったので焦りました。

カマキリの繁殖の機会を奪ってしまったのではないかと思ったからです。

しかしカマキリは一度に全ての卵を産むわけではなく数回に分けて産むなんて話もあるそうなのでそういったカマキリはとりあえず急いで逃がしました。まだ自然界で出会いがあって望みがあるかもしれませんしね。しかしそんな奇跡にかけるよりもそうなる前に逃がした方が安心して通常の営みを経てしっかり命を宿した卵が産まれると思うのでカマキリの成虫、特にメスは卵を産む危険性があるので早めに逃がす事をお勧めします。

それにしてもやはり冬場の孵化をした個体については卵嚢も8月手前に産んでしまっているわけでまだ温かい時期に産卵をしてしまうとなるとその後の秋までに卵嚢が早くも生まれてしまって冬場を越えられず赤ちゃん達が死んでしまう可能性が大きいのでなかなか難しいですね。

腹がやたら膨れて来ていつもの餌のペースのタイミングでもいつまでも満腹レベルの膨らみだったら要注意です。




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