断腸の思い
7/12成虫になったカマキリをリリースをしました。
育ったカマキリを自然に返す作業です。
成虫になったカマキリ2匹を逃がしました。
幼齢のカマキリもバシバシ逃がしてきましたが成虫になりきったカマキリを逃がすのはまた特別な思いがあります。ここまで育て切ったけれどやはり私は繁殖に踏み込む勇気がなかなか出ないのでとりあえずは繁殖の為自然界へと返さないとならないと思いました。
名残惜しいっす。
どの子も外で立派にやっていって欲しいですね。
この後も7/18に複数逃がして残りのカマキリは20匹居ない数になっています。幼齢の子がまだ居るのでカマキリとの付き合いはまだ暫く続きそうですが羽化個体も複数いるので早めに外にリリースしたいところですね。
ちなみに金曜の昼過ぎ~日曜の夕方まで子供の行事の都合で外泊をしてきました。
この間は家族に霧吹きを頼みました。餌は出かける直前に与えて。
しっかり霧吹きをしてくれていたようで無事2匹が帰って来たら羽化をしていました。
しかし1匹お亡くなりになっている個体も。この子は私が在宅で世話をしていても時間の問題だったかもしれません。
2018/07/14
実際亡くなったカマキリの生前の姿を。写真で分かるでしょうか?腹部の下の方に複数の穴があいてしまっています。食べ過ぎ?と思いましたがむしろこの個体はそこまで餌を食べてくれてなかったのです。体調が思わしくなく恐らく食欲もそがれてしまっていたのかもしれません。
腹部から垂れた体液の様な茶色い液体がケース内を汚していました。何度も掃除もしましたが繰り返しこの液体は垂れてしまっていました。
ヤドリバエか何かに寄生をされてしまったのか何か悪い成分が体内に入ってしまってたのか分からないですが、こういった謎の不調の個体は毎年出ます。ただ腹部からこうして体液を流していたのは初かもしれません。過去こうした茶色い体液を垂らしている場合は口からゲロの様に出しているパターンを何度か目撃はしていましたが、腹部に穴が開いてここまでひどいのは初めてでしょう。三か所もってすごい。
ちなみに穴だけでは脱皮不全には入らないかもしれないですがこの手のものは全て脱皮&羽化攻略法の項目にまとめてあるので詳しくはそちらをご覧下さい。
こうなると原因はカマキリの体内にあるので手の施しようがなく死んでしまいます。
ゲロでも今回のこの腹部の穴でも共通して言えるのは死んだカマキリのお腹はぺランぺらんに薄くなってしまって死んでいると言う状態にある事です。
頭を働かせるくらいしか出来ませんが原因究明をしていきたいと思います。
ちなみに穴だけなら何度か目撃をしています。ヤドリバエ、と言う寄生バエがいるそうなのでこちらの仕業かな?とも思うのですがそうなると侵入経路が全くの謎ですね。家の中にいるカマキリ見つけ出してわざわざ寄生するのか?
2017/07/13
こちらのカマキリも分かりやすい穴の例です。こちらも原因は実際分からず。気付いたら穴があいてました。
穴はまぁ嫌な予感しかしません。ひょっとしたらダメじゃないかなとも思ったのですがこの子は無事に羽化をして成虫になりました。
ちなみに穴の影響もあるのか、この写真の時はまだマシですがこの次の日くらいから物凄いハラオレになってしまいますます心配になりました。この写真の時点で翅もかなりバキバキして羽化も近いのにまさかのハラオレに…不安でしたが立派に羽化を果たしてくれました。
2017/07/16
穴があっても無事に羽化を果たせる子もいるわけで必ずしも致命傷となるかどうかはその状況によりけりですね。
3つ穴の子は不在中に死んでしまったのでとても責任を感じました。何もしてあげれないけれどせめてそばに居たいものですね。
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