カマキリの眼の色の変化は大体2パターン
オオカマキリの場合なのかもしれませんが、初齢幼虫の生まれた時の瞳は基本真っ黒です。
黄色い体に黒い瞳が目立ってとてもかわいいですね♪
産まれた時はみんなこうだと思うのですが生まれてそれ以降は太陽の出ている朝や日中と、太陽の沈んだ後の夜間では色が変わります。
恐らく猫の瞳孔が開く開かないと同じような感覚でしょうね。こうした瞳の変化のおかげで暗くても見える様になっているのではないでしょうか。
自然下ではいつ外敵に襲われるかもわからないですし餌もいつゲットのチャンスが巡って来るか分かりません。夜間でもカマキリは常に活動に備える必要があるのでしょう。
そもそもカマキリは寝るんでしょうか?寝てるかもってくらいに動かない時はあれどもその真意を確かめる事はなかなか出来ませんね。
では実際の写真と共に飼育下でのカマキリの瞳の色の変化についてみていきましょう。
★朝~昼間
2017.02.01★14:28 オオカマキリ 2齢メス キリ1
※この個体については脱皮不全で後ろ脚の欠損を起こしています。夜間時にも写真があるので比較してみて下さい。
2017.05.01★10:18
2017.04.26★14:43
2016.08.14★11:19 オオカマキリ成虫
★夕方~夜間
2017.02.06★20:01 オオカマキリ 2齢メス キリ1
日中時の一番上の写真と同一のカマキリの同じ齢の夜バージョンです。同じカマキリの比較が出来るので変化がわかりやすいのではないでしょうか。
褐色個体は緑色個体よりも体の色の比較として瞳の色の変化が写真では分かりにくいかもしれないですけどちゃんと変わっていますね。
2017.02.12★17:33 2齢 オオカマキリ
2017.04.16★19:24 少し中間色ですね。
2017.03.02★19:58
2016.08.13★21:19 オオカマキリ 成虫
時間による瞳の色の変化についてのまとめ
★生まれた時はおめめ真っ黒
★齢に関係なくカマキリは太陽に沿って瞳の色を変える
★飼育下の室内でもカマキリは太陽に沿って瞳の色を変える
★朝方早い時間は黒目が残っていたりする
★大体夕方、本当に日が落ちる頃に黒くなっていく
★瞳の色の変化する時間帯に見ると微妙な色合いをしている
★脱皮不全など不具合を起こして調子の悪くなってしまったカマキリは瞳の色が太陽に沿わずバラバラ ※脱皮不全についてはこちらから
★カマキリの色は緑色と褐色で大きく2つに分けられるが、個性があり様々な色をしているので日中の通常時は2種に限らない。しかし夜間は皆真っ黒になる。
以上が私がカマキリの瞳の色について分かった事です。
太陽を完全に遮断をするとまた違うのかも知れないですが夜室内で電気をつけて明るくても日が沈む頃になるとちゃんと瞳が黒くなるのってなかなかすごい適応性ですよね。人間でも分かりにくいけどこういうのあるのかも~って思うと昼夜逆転の生活があまり体に良くないっていう事を身に染みてわかる気がします(笑)
ちなみに通常時(日中)でもカマキリの瞳の一か所が黒くなっていますね。
これはこちらから見てそう見えるだけで実際そこだけ黒ってわけではないそうです。複眼がうんたらかんたらで学術的な事は私ちょっと分からないので気になる方はお調べ下さいw
見る物の目線で色を変化して見せれる事でいつでもこちらを見ている感覚にさせると言うとっても不思議な瞳です。
この項目は自分の中で知識としてしっかり根付いてからその内増設をしたいと思うので今しばらく続きはお待ちください(笑)
やはりカマキリの中で瞳ってとっても魅力的だと思うので掘り下げていきたいですね。立派な肉食で獰猛であるのになんだか可愛く見えてしまうのはこの瞳のせいだと思うんです。
こちらの個体は褐色寄りの個体ですが少し瞳が緑がかっています。こういった微妙な色合いを楽しむのもカマキリの魅力のひとつでしょう。