ちーかま死す

最後のカマキリのちーかまちゃんが本日我が家でお亡くなりになりました。

 

実はちーかま帰省をして帰って来た後もなかなか羽化をしなくてどうにも羽化が遅れてしまった状態で。

結果羽化不全となってしまい寝たきり生活になってしまっていました。

不全の詳細については見たくない方もいると思うのでここでは写真などは載せず不全の項目の方にまとめていきたいと思いますが今年最後のカマキリ、絶対に無事羽化出来る様に全力でサポートをしていきたいと思っていたばかりにとてもショックで気が沈みあまり写真も撮っていなかったので文章だけになってしまうかもしれません。

しかし今年最後のカマキリでもあって思い入れも強いのでとにかく生きた証をこのサイトに残していきたいなとは思います。

去年不全となって最後まで我が家に残っていたカマンベールちゃんはもっと生きたと思うのですがちーかまはあまり長く生きなかった印象です。

最後のご飯はヨーグルトでした。延命にはマヨネーズの方が良かったのだろうか。そんな事まで真剣に考えてしまいます。

 

私は飼育したカマキリは最終的に全て自然に返したいと思っていますしそうしています。

死んでしまった子も土に返す=自然に返すわけではあるのですがやはり生きて元気な状態で逞しく子孫を残していける様にサポートをしてこそだと思います。

だから不全は絶対に起こしてしまわない様にと思っていたんですけどねぇ…。

精一杯生きようとするちーかまを見て色々考えてしまいました。とてもかわいいちーかまでした。

カマキリの自然界での羽化までの生存確率は10%程度。

ちーかまの様に他のカマキリより成長が遅くか弱げであった個体も自然界であればすぐに死んでしまっていた命かもしれないけれど、だからってこうなっていいとは決して思えないですね。周りがそうして慰めてくれる気持ちもわからないでもないんですけどねw

飼育下だからこそ出来る事がきっとあると思います。

みんな生きる力を持っていると思います。

弱い遺伝子は淘汰をされるものではあるけれどそこをどうにか出来るのが飼育下な気もします。

とりあえず2018年度のカマキリ飼育がこれで終わってしまいました。一区切りです。

 

ちーかまを埋葬したら完全にカマロスモードになってしまう…。カマキリそのものが我が家に居なくなることはとても寂しい。けれどなんだか私はまだまだ燃えています。より不全を防ぐ為にはどうしたらいいのか?不全そのものに充填を置くのではなくそれまでの経過が不全を起こさせてしまっているのは確実だとも思うしまだまだカマキリについて分かって居ない事があるのではないか。もっとカマキリと向き合いたい気持ちでいっぱいです。

2018年度の飼育についてまだまだまとめきれていない事がたくさんあります。

サイトの更新についてはお知らせをしていないですがちょこちょこ書き足していってます。

これから季節に沿ってカマキリ飼育者をしている飼育者さんとしてはカマロスな季節に入っていきますがこのサイトをたまには思い出して覗いて下さったら幸いです。きっとちょっと改良されている事でしょうw

全てはこれからのカマキリの為に。

思ったように生きれなかったちーかまや全てのカマキリの希望が次の春に産まれる卵嚢に詰まっているんでしょう。その子達をまた飼育させてもらうのであればこれは策をもっと練っていかないといけない気がします。

これにめげずに1匹でも多くのカマキリが悔いなく生きれる様に繰り返し考えていきたいと思います。

 

地球上に1匹でも多くカマキリが増える様に。

そしてカマキリをよく知らない人でもカマキリを見つけたら少しでも親近感を覚えたり愛おしく思える様に。

こういった考えは私がカマキリを飼育し始めた頃には周囲は誰も理解をしてくれませんでした。そして理解をしてもらおうともあまり思ってませんでした。

自他共に認めるレベルで日頃から動向が怪しげな私の扱いだったのでまた気が狂ったんだろうなくらいにしか思われてなかったかもしれませんw

誰も褒めてくれないし自分に何か得があるわけでもないし時給出るわけでもないのにどうしてこんなにカマキリに時間やら何やらいろんなものを注いでいるんだろうって夜更かししてお世話しながら一人で笑ってましたwどんなドMなんだろうと←

カマキリは生活の一部というより中心にいつしかなっていました。

孤独の中で始めたカマキリ飼育。

しかし飼育を記録する為に始めたこのサイトを作った事で変わった事がたくさんありました。

サイトを始めた頃は私の様な昆虫の専門家でもなんでもないただの素人のカマキリ狂いの記録や考えなんて今更誰も見向きもしないんじゃないかと思ってました。

しかし結果同じ様にカマキリを大事に飼育している方々がたくさんいると言う事を知りました。勿論世の中から見たら本当に一握りですけどねw

Twitterをやってるとすごく感じるのですが同じ昆虫飼育者さんの中でも様々な考えがあります。私の飼育の仕方やカマキリに対しての思考が変だと思う方も多くいると思います。合う合わない絶対あります。けど私と合う方々もこの世の中に意外と存在をすると言う事に実はとても驚きましたw

私を飼育者として孤独じゃないと気づかせて下さったコメントやメールを下さった方、そういった交流はなくてもいつも見て下さってる方、たまに覗くよ~って方。色々な方がいますが全ての方にとても感謝をしています。本当励みになります。

 

そして周囲の友人の対応も変わっていきましたw

前まで虫大っ嫌い!見たくない!って言っていた子が私がこんなんだからか徐々に興味を持ってカマキリ見つけるたびに写真を送って来てくれたり(怖がって超遠くから撮ってたりするけどw)そんな友人が何人も増えました。カマキリ以外の虫でも色々発見報告してくれます。

あと虫苦手だった子が私の撮ったカマキリ写真を見てこれはかわいいって言ってくれたりして。まぁ慣れたって言うのもあるんでしょうけどwそして遊びのお誘い系とかいろんな製作依頼とかカマキリ幼齢の頃は大変だから時期待ってくれたりw

うちの子も一緒に寝たがるけど夜はカマキリのお世話をするからと言うとちょっと我慢して一人で寝てくれたりwまぁ子供はお世話を手伝ってくれたりして完全に協力者ですし最初の理解者でしょうねw

本当みんなに支えられているなぁ~と思います。というか巻き込んでいるだけかもしれないですけどねwやっぱ自分の好きなものについて楽しく話せるってすごく嬉しいですね。一種の承認欲求なのかもしれないですけどw

カマキリが結んだたくさんの縁を大事にしていきたいと思います。

こうした出会いを産んでくれたカマキリに本当に本当に感謝をしています。

カマキリにどうにか恩返しをしていけるようにこれからも私は私の出来る事を模索していきたいと思います。

マイペースですが改めましてこのサイトをこれからもよろしくお願いします★

 

2018年度飼育、我が家では三代目のカマキリ達の命が無事来年の春の新しい命に繋がっていくように願っています。

 

2018年度カマキリ飼育 完

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2件のフィードバック

  1. 小崎 真司 より:

    ちーかまちゃんがお亡くなりになったとは。。(涙)
    心からお悔やみ申し上げます。今年最後のカマキリだっただけに落胆もひとしおのこととお察しします。
    飛行機で北の大地まで旅ができて良かったですね。ちーかまちゃんだけの貴重な経験をして、感謝の気持ちでいっぱいだと思います。

    私が経験した異常な羽化不全は2回。どちらも原因が分かっています。一度めは私が無知な小学生の頃。記憶の中では10cmに届こうかという巨大な終齢幼虫。虫かごが小さすぎて、羽化に入れないまま、朽ちるように亡くなりました(泣)。あんなに立派な終齢幼虫は、その後見たことはありません。。自分の無知を今でも悔いています。
    2度目は私が大人になってから。終齢幼虫になって3週間経っても羽化の気配がないため、嫌な予感がして水をかけました。その後はお察しの通りです。お尻の先からニュルニュルと。うちのカマキリはなすすべも無く、ただあの忌まわしき生き物が出てくるのを待つのみでした。あんなに元気だったカマキリは翌日に亡くなりました。4令の時にエサとして与えたカゲロウのような川トンボみたいな虫。その中にハリガネムシが居たことは間違いないです。その後、トンボの類は一切エサにするのをやめました。ハリガネムシは本当にハリガネのように硬かったです。申し訳無かったですが、100回ほど渾身の力で踏みつけてやっつけました。

    ちーかまちゃんの羽化不全は、私の経験とは関係なさそうでしょうか。何かお役立てたら幸いです。

    また時間を見つけてコメントさせていただきます。
    いつもありがとうございます。

    • haremono より:

      ちーかま長旅で疲れさせてしまったのも影響したのかもしれません。しかし確かに飛行機に乗るカマキリも少ないでしょうねwこちらの空港はスムーズなのですが帰省先の空港は毎回昆虫は大騒ぎされてちょっと辛いのですが(^-^;
      小さい頃からカマキリを飼育されてるのですね!私も小学生の頃は私も様々な昆虫や小動物を外からとってきては死なせてしまってた記憶があります。その頃の過ちを思えばもう飼うまいと思っていたのですが今こんな事になっちゃってますねwやはり好きだと思う気持ちはなかなか止めれないのでしょうw

      ハリガネムシ踏み付けは笑ってしまいました。私は今まで寄生虫はカツオブシムシしかはっきり見た事がないのですが、通常昆虫は家の中で見つけたらとりあえず外に逃がしますがこればっかりは迷わずゴミ箱でしたね。こんな事言ってはいけませんが出来れば絶滅して欲しいです(笑)
      今回亡くなったちーかまのお腹を見てみたら黒っぽい影が見えたので寄生についてはひょっとしてと言う気持ちは持ちました。
      カゲロウ系はカマキリの餌として幼齢の頃はサイズ的にもちょうどいいのであげたくなりますけど危険な場合があるみたいですね。我が家でもしハリガネムシが入るとしたら河原で取ってきたバッタなどからかもしれません。カゲロウやトンボなどに限らずどこでどう入るかって本当分からない面もあるので寄生を避けるのであれば完全売っている昆虫を餌にするのが望ましい様ですがそれも種類が限られますしお金もかかるしどうなんだってところですねぇ。
      ちーかまの不具合については原因ははっきりしませんが、私としては寄生についてはサイトの寄生の項目でも書いてますが「とても悔しいけれど自然の中に元々生きるカマキリにとっては避けようのないアクシデント」なのだと思っています。しかし出来る限りは防いでいってあげたいですね。

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