ヒバカリ

飼育した生き物【ヒバカリ】

※工事中

【飼育期間】:2019.11~

飼育難易度★★★★☆

名前:ヒバカリ

種類:蛇

性質:水辺などに住む在来種の神経質な蛇

餌:メダカなどの小魚、おたまじゃくしなどの両生類、ミミズ

捕獲場所:河原より内側に入った野道

良いところ

小型主なので大きくならない

日本の蛇も種類が様々に居ますがアオダイショウなどの身近な蛇でも最大3m程度になると言われています。捕獲をして来た時小さくても将来に大きくなるというと飼育スペースの問題や餌のコストなどもシビアな話になってきます。一方ヒバカリにおいては大人になっても60cm程度にしかならないと言われていますから安心です。餌についても他の蛇程量については必要にはなりません。

餌にマウスが必要ない

いずれはマウスを餌として我が家でも使用する日が来るであろうとは覚悟をしているのですが、出来るだけその時期を先送りしたい=出来れば扱いたくないと思って居るのが本音です。理由は勿論「抵抗があるから」です。カマキリを飼育する上でも最初生餌と言うのに抵抗がありましたが同じ感覚ですね。まだ毛の生えた小動物を餌にはしたくない気持ちがあります。ただ我が家でがヒキガエルを飼育してますからいずれはきっと扱わざるを得ない気はしています。とりあえずヒバカリにおいては蛇であるけれどマウスをパス出来ると言うのが私にとってはとても都合が良い点でした。

顔がかわいい

なんといってもここはとても重要なポイントなのではないでしょうか。飼育をするペットはやはりかわいくないとと思います。その点ヒバカリは蛇の中でもダントツのかわいい顔をしています(主観です)

コーンスネークに似ている感じなのですが好みにもよるでしょうけどこのまん丸の素朴なお目目がかわいいですよね。ワン〇ースのチョッパー的なあの眼です。コーンはとても人気な種になりますがやはりマウスが餌としてつきものかと思います。コーンは無理だけど似たようなところで…と言う感じでヒバカリと言う選択肢も有りなのではないでしょうか。

苦労するところ

餌を確保するのが大変

前述した「マウスが必要ない」と言う餌についてのメリットを書いておきながら早速覆してしまってますが(笑)ヒバカリの餌の種類でよくあがるのが「メダカ、ミミズ、おたまじゃくしなどの両生類」になります。しかしその個体の好みや捕獲される前に住んでいた環境にどういった生き物が居て何をチョイスして食べていたかにも喰いっぷりが左右されてきます。

我が家のヒバカリは最初与えたメダカとどじょうを全然食べないままでドバミミズを捕獲して来たらやっと食べてくれました。神経質で餌を食べないのではなくて餌の種類によって食べる食べないが変わると言うのをこの時点で察します。そしてためしにアマガエルを入れたらばくばく食べました。

小さな体でどんどん食べてどんどん代謝をするヒバカリですから餌が切れるのは大問題らしくアッと言う間に痩せてしまうそうです。そこを不安に思った私はどんどんアマガエルを与えました。そうしていくうちに飽食状態になってしまって他の餌に余計見向きもしなくなってしまったんです。

こういった小型の生き物にとってカエルなどの両生類は一番のごちそうとも言われるくらいですから大好きなんでしょうね…。ちょっと反省してメダカ縛りにしたりしたら食べてくれたんですけど見てるこちらからしてもカエルを食べた後にお腹いっぱい大満足!って感じのヒバカリを見るのが好きであり安心感があるのでついついカエルやおたまじゃくしを与えてしまっています。こうして餌についてヒバカリ自身を甘やかさないでメダカなど比較的お手軽に店舗などで購入出来る餌をメインで使用するのが飼育の負担を減らすためには望ましいでしょう。ただし栄養面は両生類にはかなわないのが現実なようです。

冬眠の選択

ヒバカリはとても小さな個体であり環境にとても左右されやすいであろう事は見るからにわかっていただけるかと思います。ましてや我が家のヒバカリも捕獲当初はまだ15cmくらいだったでしょうか。小さかったのでこれを冬眠させたら失敗して永眠させてしまうのではないかと言う恐怖が先立ってしまいまして…。結局冬眠をしないまま飼育をしていってます。これも飼育で苦労を減らすためには恐らくミスチョイスかもしれません。

ヒバカリを飼育している方をネットで見つけると大体はしっかり冬眠をさせていらっしゃいますからね。その方が冬場まで餌を確保する苦労などもないですから絶対楽なんです。そしてヒバカリにとっても自然の形になるのかと。ただ上手にやれないと言うのを考えると心配ではあり…私にはその自信がなかったのでたたき起こしたままの越冬となってしまっています。結果的にとりあえずは元気なのでこれはこれで良かったのかもしれないですが何年後かの寿命に関わって来たりするのかもしれないしどこに影響が出るかと言うのが予測がつかないのでちょっと怖いですけどね。

冬場我が家はやや「低電力モード」みたいな感じでヒキガエルと同じノリで飼育をしています。

最低限消化に問題がない温度(20度以上・サーモライトは高めに25度設定で越えると自動で切れるようにしていますがつきっぱなしなので25度はないかと思います)で餌もやや少な目に。

ハイシーズンよりゆるく飼育をしていっています。

まぁこれはこれでちゃんとやっていけているのですが今は私がしょっちゅう採集活動してますから餌のカエルなど多彩に確保をしていけているのですが自分が年をとってからが辛いですねwヒバカリの寿命も10年程度はうまくいけば生きてくれるみたいですから。その間しっかり餌確保をしないといけません。(10年度の年齢を考えると震えるけど現役で採集していたいですw)まぁその時はメダカ縛りとかミミズを拾ってくるしかないかな。子供がやってくれるといいのだけれどあんまりそういうタイプじゃなさそうなのでwそこに至るまでにちゃんとそういった餌にも慣れさせてカエル&おたまじゃくしの使用を減らした方がいいのかなぁとも思います。多少餌として扱えるカエルも売ってますけどコスパは良くないですね。ただ栄養面はやはりこちらもとても良いかと思います。

何を飼育するのでも餌については飼育する前に調べ尽くして長い目でそれを継続して与えていけるかと言うのをちゃんと見た方がいいですね。私の場合はヒバカリの様に捕獲した個体については捕獲したその場でスマホで調べます(笑)まぁ後々出て来る問題もあるのですがそれは臨機応変に対応するしかありません。それも飼育者としての責任ですから。

ヒバカリの餌の具体例

餌についてとても大事になるので実際に食べさせたものを紹介しておきたいと思います。

●メダカ

ヒバカリの餌のメインで言われるのは大体このメダカになります。種類としては売っているものはヒメダカと言う黄色っぽい個体の種類になる場合が多いかと思います。多くのヒバカリ飼育者さんがこの餌のみでヒバカリを育てているパターンも多いのではないでしょうか。コスパも入手しやすさも良い。これさえ食べてくれれば苦労しません。

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我が家もこのようなメダカを購入してきてヒバカリに与えた事があるのですが全然食べてくれませんでした。気分や好み、色々原因は考えられるかと思うので再びあげた時は一応一部食べてくれましたが食べ残しされた個体も居ました。ちなみに購入して来たものだけでなく川でとってきたメダカを与えた事もあります。反応は似たようなものでしたね。自然から採集して来たものと購入したものとでは匂いなども違って来るかとは思うのですが。

【与え方】水をはったタッパーなどに泳がせて入れ物ごと飼育ケース内に配置する。

※下で紹介しているビバリア バブルディッシュを我が家では最初使用しました。現在の飼育ケース内はアクアテラリウムなので直接ケース内の水に泳がせます。

●どじょう

小魚を食べる、と言われるヒバカリで一般的に一番の餌で言われるのがメダカ、その次がどじょうって感じな立ち位置でしょうか。我が家は購入したものでなく川てとって来たものしかどじょうは与えた事がありませんが姿が見えなくなったのでとりあえず食べている??

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食べたのか食べていないのかちょっと分かりにくいのにはどじょうが習性上、砂に潜りがちだからです。餌としてどじょうを扱う場合は水となる部分に砂などをあまり入れない方が食べたかどうかの確認をしやすいのではないでしょうか。うちの場合は砂地を含めたアクアテラリウムにしてしまっているのでちょっと無理なのですが。尚サイズとしてヒバカリの顔幅が鉛筆程度しかありませんからその前後の大きさの方がいいかと思います。ただしヒバカリは目も悪いみたいなのであまり小さいと姿を確認しにくいのではないかなーとも思います。匂いメインで餌を判別しているでしょうけど一応気にしてあげたらいいかと思います。

【与え方】水をはったタッパーなどにめだかを泳がせて入れ物ごと飼育ケース内に配置する。

 

●ウキガエル(ヒメウキガエル)

冬場などに餌としてのカエルが手に入らない時の救世主。あまり肉付きはよくないですが数匹食べれば補っていけそうですね。私は近隣のペットショップで数匹購入しましたが居なくなっていたので食べたようですが暫く1匹生き残っていたのでそんなにそそられるものでもないのかもしれないです。それにしてもこうして通販で扱っているショップがあるのは餌を切らした時にとても助かりますね。

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基本こういった餌用のカエルと言うのはアロワナ用に扱われている事が多いように感じます。よく見かけるのがアフリカツメガエルですね。

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一応載せておきますがこちらはヒバカリには大きすぎるので与えるとしたら切ったりしないといけなくなるかと思います。我が家のヒバカリには生きた餌しかあげた事がないのでそれでも食べるのか謎なのですがいざお腹がすいていたらなんでもいいのかもしれません。動きに反応と言うよりも匂いで餌を察知している様子ですし。ネット上では生きていない餌を与えている人もたくさんお見掛けします。ここら辺は自分でどこまで管理を出来るのかコストをかけられるかにもよりますね。私は死骸はちょっと抵抗があるので基本生餌を選んでしまいます。結果として同じなんですけどね(^-^;気分の問題と言いますか…。

●在来種のヒキガエル以外のカエル、おたまじゃくし

こちらは採集して来た天然物の話になります。あまり表立って言えませんが我が家のヒバカリのメインの餌はこちらになるかと思います。採集をするポイントはいくつかチェックをしておくといいかと思います。その方が採集圧の罪悪感などが多少自分の中だけですけど軽減されます←

あくまで乱獲状態にならない様にしたいところですが、我が家の場合脱皮の周期が月1程度でやってくるのでその前の「食べなくなる状態」になるまでの1カ月で「小型のカエルであれば大体5~10匹程度」は確保をしておきたい感じになります。カエルやおたまじゃくしが捕獲出来る時期は出来るだけこういった感じでがんばっています。

また春先の2、3月頃にはその時期に繁殖期を迎えるアカガエルの卵をおすそわけして貰う事もありました。自分で卵から飼育しておたまじゃくし&カエルにして餌として与えたりしました.

アカガエルの孵化したもの。ヤマアカガエルとニホンアカガエルがいるみたいですが卵がドロドロしている方なので多分ヤマアカガエル?

卵塊は以前昆虫採集時にたまたま見かけていた場所を覚えて居たのでそこに時期になったら訪れて確保しました。まさかこんな形で卵塊を採る日が来るなんてあの頃思ってませんでした(^-^;

夏場はもうあちこちでアマガエルを拾ってきました。そしてそのアマガエルの面倒も見ないとだし倍大変になります。

カエルの中で毒が強いのはヒキガエルで、こちらは決して餌用には出来ません。

我が家ではペットです。

ヒキガエルのおたまじゃくしや上陸したてのカエルなどは小さめなのでちょうど良いサイズなのですが、食べるとヒバカリが死んでしまいます。下手すると同居させただけでも毒にやられるかもしれないので本当に気を付けましょう。

しかしその他の種類のカエルであるカジカガエル、アカガエル、ダルマガエル(トノサマガエル)などの日本の在来種のカエル&おたまじゃくしについては微毒があると言われるアマガエルもヒバカリの餌として使用出来ます。

あくまでヒバカリの口の大きさに合った個体のサイズを選ぶのは大切です。恐らく顎の骨を外してがばっと口を開いて食べる仕様なので案外大きな餌も食べれてしまいますが呑み込む力、餌の骨を砕く力なども限界はありますから喉つまりしない様に気を付けてあげましょう。

我が家のヒバカリについては2cmくらいのアマガエル程度なら楽々食べてしまいますが2度程うまいこと口におさまらない脚先から食べてしまい口から出してしまってましたがこうして一度ヒバカリに噛まれたアマガエルと言うのはどういうわけか助かりません。1日中には死んでしまいます。その死んでしまった状態を食べる時と食べない時がヒバカリにもあるのでなかなか困ったものです。ヒバカリ自身毒はないと言われているのですが噛みついた餌が死んでしまったりしているので結構これもあてにならない話だなぁと思って居ます。扱いには念のため気を付けた方が良いかと思います。

アマガエルの生体についてネット上で販売があるのかどうかを探してみましたが今の所は見つけられていません。アマガエルはどちらかと言うとペットとしてかわいがられている感じですね。他の在来種のカエルについても生体の販売は見つけられませんでした。あるとしたらネットオークションなどの店舗ではない場所での販売になるかと思います。こちらは生物販売の闇っぽくなるのであまりお勧めしませんがチェックの際には自己責任でお願いします。

アマガエルに似たようなカエルや無毒の外国産のカエルなどについては販売を見かけますが餌用としてはとてもコスパが悪いかと思います。そこまでするのであれば他の種類の餌に慣れさせてそちらを食べさせるようにしていった方が後々の為かと思います。あくまでヒバカリの寿命は平均的にも10年程である事を忘れないようにしたいですね。カマキリなどは1年も生きれないですがこちらはとても付き合いが長くなるので餌を採集して来たり購入して来たりも長い付き合いになります。

●ドバミミズ

こちらについては雨の日などに地面でのたうち回っている種類になります(笑)

日本の在来種であるかと思いますし餌として使用しない限り価値をあまり感じられない存在だったかもしれないですが私としては見つけたら「やったー!!!」と魚が釣れたくらいに嬉しい存在です。独特の匂いがあるらしく比較的ヒバカリの食いつきも良いんですよね。まぁカエルなどの両生類と比較をすると劣ってしまうと思いますが。

販売も釣り餌用としてのものは見かけます。あまり生体への餌向きではないかもしれません。ちなみに完全に釣りの餌用として扱われているシマミミズについてはあまり食いつきが良くない様です。食べない事もないのかもしれないですが我が家では食べているところを確認出来ていません。餌用のものは毒性のある成分が含まれているものもあると言う話も聞くのでご使用の際は安全性などもよくお調になり自己責任でお願いします。我が家ではこちらは使用した事がありません。

どちらも一応紹介をしておきます。いざと言う時には役に立つかもしれません。

●ドバミミズ

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※釣り餌用になるので餌用には成分として問題があるかもしれません。よくそこの所についてはお調べになって自己責任でお試しください。

●シマミミズ

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シマミミズについても釣り餌として扱われているものは生体に与えるにあたって成分的に問題があるかもしれません。よくお調べになり自己責任でお願いします。こちらのシマミミズについては餌切れしそうな冬場に購入をした事があるのですがとてもピチピチで元気できれいなミミズでした。ヒバカリの食いつきはイマイチでしたが普通に釣り餌としてオススメしたい良い品です(笑)

釣りの餌の様にどんどんと扱いたいのであればこういったまとまって量のあるものを購入するしかないのではないかとは思うのですがヒバカリの餌用であるのなら雨のたびにちょっと散歩がてら拾いにいったり公園の隅を掘ってみたりしたら出て来たりもしますから一度外を探してみるのをオススメします。

私はミミズについては購入も試しにしましたがヒバカリの喰いが全然良くなかったので与える場合は外で取れた時のみって感じになっています。しかしミミズが結構拾えてしまったりとかシマミミズを余らせてしまったりもしたのでそれらはベランダのケースの中で育てています。交配をしてたくさん増えると釣りもするので色々使えていいかなーって思うんですけどいまいち繁殖がうまくいっているのかどうかよくわかりません。

 

それよりヒバカリを飼育しているアクアテラリウムの陸地に土を混ぜて敷いているのですがそちらの方で小さなドバミミズの赤ちゃんを見かけた事があります。潜ってしまうし2、3回しか見かけていないのですがそこではなんとなく繁殖は出来ているようです。思わぬところで増えているのでちょっと驚きました。

ドバミミズについてはシマミミズよりも飼育&繁殖が難しいと言われています。確かにそうかもなぁと言うのはなんとなく分かります。けれど飼育&繁殖を出来ないわけではないので試してみると良いかと思います。コンポストなども使えるでしょうし、私はホームセンターで購入したロック付の蓋のプラケで保存していますから容器は結構なんでもいけるのではないでしょうか。あとは適度に枯葉や野菜くずや腐葉土などをうまく使っていくと良いようですね。調べると色々と出てくるので是非。

我が家のミミズの繁殖用ケースの紹介についてはこちら→

お住まいの地域によってはミミズ取り放題の方も居るのではないでしょうか。畑を持っている人なんかは強いですよね。しかしミミズが取れるからといって餌をミミズだけにするのは栄養的に良くない様です。まぁ見るからに栄養はそこまで期待出来なさそうですよねwカルシウムとか絶対少なそうだしwやはりヒバカリの餌としては「骨や内臓などまるごといただける系」の方がオススメです。

 

ヒバカリの匂い

蛇について詳しい人の中でもヒバカリは特有の匂いがあり「臭い」と言うので有名かと思います。

なんていうか「たい肥の様な匂い」ですね。土の匂いっていうか。牧場みたいな匂いがたまにします。

糞は白いものをします。我が家はリクガメなどもたまに尿酸と言う白い塊を出すので比較的見慣れているのですが見慣れない方は驚くかもしれないですね。鳥の糞の様な見た目になります。

触って居たらおしっこをひっかけられたこともありますがこういった糞尿が多分匂いの原因なのではないでしょうか。ヒバカリ自身は普段は特別匂いません。鼻をくっつけたらそれなりにって感じはあるかもしれないですけどね。やはりおしっこひっかけられた時の方が臭いです(笑)

他の蛇がよく分からないですが比較をして「匂う方の蛇」って感じなのかもしれないですね。ただヒバカリが居るからと言って部屋中が臭くてたまらない!って言う感じではないので格段気にする話ではないように思えます。だったら洗ってないザリガニの水槽の方がずっと匂います(笑)一応匂いがしたらそういうものだと言うのをわかっておくと安心ですね。あとはいつも飼育ケースを清潔に保つことを心掛けていけばそこまで大きな問題にはならないかと思います。

ヒバカリは眼が悪い

ショップ店員さんかはたまたネット上かでヒバカリは特段眼が悪いと言う話を聞きました。

蛇自体が全体でみてどこまでがそういう感じなのかどうかよく知らないのですがヒバカリはとにかくよく見えてないみたいです。水槽越しに眼がばっちり合っている様な気がこちらとしてはしていましたがそれも気のせいと言う事なのでしょうか…。なので餌の持つ匂いや蛇特有の「ピット器官」という赤外線感知器官によって餌の体温をあてにして獲物を分別しているようです。匂いについての識別があると言う様子は分かりやすいのがミミズひとつにつけても匂いのきついドバミミズとすっきりタイプと思われるシマミミズで食いつきが違って来ます。

ヒバカリは神経質

ヒバカリはとても神経質な種類の蛇です。

蛇自体が神経質な種類と言われている事が多いのにより一層神経質だと際立って言われるわけですからその神経質さは相当なものがあるのではないでしょうか。その為に飼育したての頃などは餌を食べなかったり丸まって動かなかったりと言う時期が恐らくあるかと思います。環境に慣れてその緊張感が自然とほぐれるのを待った方が良いのではないでしょうか。

我が家も最初は縮こまっていたので時に任せましたが案外早い内に環境にも慣れて餌も食べてくれました。まだ幼蛇であったことも関係するかもしれません。やっぱり子供の方が順応性は高い気がします。まぁその分環境に左右されるので飼育も難しいとも言えますが。

臆病な子には必ず必要となるのがシェルターですね。これは隠れられれば何でもいいと思います。

我が家は最初はザリガニ用に飼育していた塩ビパイプを使っていました。こちらでも十分の様でしたがやはりもっとしっかり「潜れる」様な形の方が落ち着く気がしますし今のアクアテラリウム水槽での飼育に落ち着きました。水槽内に自然の中を表現しているので土や石や流木や植物の裏などによく隠れて居ますが一番のお気に入りはエアレーションの中のようです(笑)エアーを止めている事が多いのでその間に中に入るのですが再起動して水が流れ出しても結構ずっと中に居たりします。さすが水と共存している蛇ですね。

ちなみにエアレーションはGEXのスリム水槽のオマケ?のこちらです


 

これがちょうどよく余っていたのでアクアテラリウムの滝を簡単に再現する事が出来たのはいいのですが水槽が黒なので…フィルターは白ってどうなんだろうって感じに浮いてしまっています。

…設置したての頃はじゃっかん目立ちましたが最近ではポトスが猛威を振るって増殖しまくっているので気にならなくなってきました(笑)このポトスもそろそろ剪定をしたいなと思って居るのですが恐らくヒバカリ的にはあって嬉しいものなのだと思います。まさしく自然のシェルターとなっているでしょうからね。様々な水辺の植物などを摘んできてこの水槽のテラリウムに植えてなんとか増殖するようにとたくさん試したのですが結局うまく定着せず。結局ポトスがほったらかしでここまで増えてくれました。初心者に優しいポトス。オススメですw増えすぎて困っているので分けたいくらいに水槽の中も家の中もポトスだらけです(^-^;けど切るのもったいなくて←

ヒバカリ飼育ケース紹介

我が家のヒバカリの飼育ケースについては前面以外がブラックスクリーンになっている水槽をベースに使っています。なので前からしか見えません。後ろも横も真っ黒です。

当初「おしゃれなかっちょいいアクアテラリウムで蛇を飼う」って言う謎のテンションがブラックスクリーン仕様の水槽を選ばせましたが全くこの仕様でないといけないわけではありません。しかしヒバカリは神経質な蛇と言う事なのでスクリーンによって周囲を気にせず隠れられる場所が増やせると言うのは有りなのかなと思います。

※写真もわかりにくいのしかなくてすみません。撮り直しておきますw

45×20×30と言うなんとも中途半端なサイズのものになるのですがヒバカリと言う小さい蛇を飼育するには結果的にちょうど良いサイズだったのでまぁ良かったです。

こうして植物を生やしてしまうと尚更なのですがヒバカリ本体がどこに居るのかマジで分からなくなります。なのであまりに広いと大変だと思います。この中途半端な大きさでも何度か「居ない!!」とパニックになってケースの中を探し回った事があります(お恥ずかしい)。

居住空間に関しては広いにこした事はないのですがあくまで飼育下なので自分で管理をし切れる広さにしておいた方がいいのではないかと思います。

ただ我が家の場合アクアテラリウムにしているのですが水辺と陸地の割合が3:1くらいになってしまっているでしょうか。ちょっと水辺が狭いんですよね。なのであまり魚を泳がせられないんです。ヒバカリの餌となるめだかやどじょうなども入れられると言えば入れられるのですが減ったのかどうかも確認しにくいですし量を入れると密度が高すぎて餌魚の居住環境が悪くなってしまいます。これは明らかな計算ミスですね。そもそも餌魚を共生させて自由に食べれる様にするためのアクアテラリウム仕様だったはずなのに…次引っ越せるとしたらもうちょっとアクアの範囲を広くしたいものです。

上でも触れましたが写真の左端をよく見ていただけると濾過出来るエアレーションフィルターを付けて居ます。これも取り外しがもはや出来ない様な状態になってしまっていて…アクアテラリウム自体が初動をミスると後々掃除問題などが出てきやすい気がします。エアーも機能はとりあえずはしてくれているのですがとにかく水の部分は濾過に頼らず水替え必須と言う感じですね。餌魚はほぼ泳がせる事は最近なくて掃除用も兼ねて小さいフナが1匹住んでます。(もはやペット)

水槽について調べたのですが同じ型のものがネット上で見つからず…似たような感じのものがこちらですかね。

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こちらは横幅は我が家のものと同じ45cmなのですが高さが10cm近く足りないのでこれだとちょっと小さそうですね。ただ我が家のもGEXなのでメーカーは同じですしこれ基準で探せば我が家の水槽も見つかるかもしれません。メーカーにはこだわりが特別ないのですがなんとなくGEXを選んでしまってます。安めなんでしょうかね?物によるか…。

ちなみに最初に捕獲したばかりでヒバカリ自体が15cmくらいしかなかった小さい時は小さいレオパ飼育用のケースで飼育をしていました。


 

こちらのレプタイルボックスはワイドサイズもあります。

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どちらもひとつ持っていれば色々と使えるので便利です。

カマキリをこちらのケースで飼育しようと考えたこともあったのですがその場合縦置き?足場は?など考えて結局そうなると微妙だなぁって事で実際には使用しませんでした。使い勝手は良いですし狭い空間でもぴっしりスペースを作れるのでいい感じなんですけどねぇ…。

アクリルケースについてはカマキリをVIP待遇で飼育していた時に乱用していましたが何と言っても透明度が高いので観察がしやすく割れにくいのでとても好きです。ただ値段が絶妙に高いのでそう簡単にたくさんは買えない代物ですよね。今回ヒバカリを捕獲した際に小さいサイズの方を始めて購入しましたが大きいのもやっぱり欲しくなりますねー。ヒバカリが今の水槽に移動した後も餌用のカエルなどをこのケースで飼育しています。便利ですね。蓋の仕組みが磁石でスライド式なのですがそこもとても使いやすい。ただ水を入れて使う用ではないと思いますしヒバカリを飼育していた時はこの中に更に水飲み場兼餌魚入れにこちらを設置していました。

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サイズも小さかったせいもあるのかもしれないですし冬場で保温をしていたせいもあるのかもしれないですけど餌魚はここの中では長持ちさせられませんでしたね…。ただその後もヒキガエルのお風呂にしたり色々と飼育をしていっているのでたびたび使用しています。うちはテンションが上がってなんだか買ってしまいましたが、これ系の爬虫類向けのエサ入れみたいのってとても高いので全然タッパーとかで代用してもいいと思います。見た目さえ気にならないのであればw

カマキリの飼育をしていてもよく思うのですが生き物を飼育するのはお金がとてもかかります。しかしお金をかければいいと言うわけでもありません。それ以上に必要なのは生き物の変化を見逃さない日々の観察だと思います。お金をかけれなくても手をかけれれば大丈夫に出来るところもたくさんあります。工夫して自分なりのベストな飼育をしていきたいですね。

冬場の保温

我が家では保温対象の生き物でも常時保温が必要なリクガメと、冬場のみ保温が必要なヒキガエル、ヒバカリが居ます。

リクガメを最初に飼育し始めたわけですがこちらの保温飼育の経験のおかげで冬眠をしないで越冬させると言うことについての抵抗感をかなり減らし知識を持って実践することが出来たと思います。

ただいつでも手探りで毎年保温の状態はちょっとずつ変えていっています。

ちなみにカマキリを越冬させるためにやや加温して育てて居た時も保温球を置いてやや高めの温度設定で過ごしてもらっていましたがこちらについては案外加温をしないでも年越しで飼育をしている方などをお見掛けしますし意味がないような気もしました。そこのところも個体の状況などに左右されるところもあるだろうしいまだ手探りな感じです。

※カマキリの保温についてはこちら→

ヒバカリの越冬については2021~2022年はこうした形に落ち着きました。

写真ではよくわかりにくいかと思うのですが3段の造りの植物用の温室の一番下の3段目にヒバカリの水槽を置いています。こちらの温室は3段の造りで段ごとにネットでの棚をはめこむ感じで出来ている作りなのですが、このネットにさすがに水槽を乗せるのは無理そうなので結果やむなく一番下の段のネットをなしにして床置き状態にヒバカリの水槽を配置することになりました。

温室はホームセンターで購入しました。同じものはサイト上では見つけられませんでしたが似たような商品がこちらになります。


 

基本棚は組み立て式が多いのではないかと思いますがその中でも支柱がしっかり4角にあるものの方がバランスが良いかと思われます。

そもそも元々が植物用になりますから生き物に使用する事自体が自己責任になるかと思います。ご了承下さい。

冬場は寒いですし保温のためにこちらを使用しているので窒息の心配などはあまりしていないのですが一応適度に開閉して換気をしたりしてます。

写真をよーく見るとわかるかと思うのですが(左上)金魚が松かさ病になったのちに転覆病の様に腹が膨れのでやむなく保温していた流れでそのまま金魚を入れっぱなしにしているせいでエアーのホースが一番上の段から伸びているせいで前のファスナーの左側が閉めれなくなっているのですがこの程度空いていてもしっかり保温をしていたら水槽などの中はそこそこ温められます。

ヒバカリを飼育する際に温室の使用は必須ではないと思いますし、完全にオリジナルな仕様なので思いっきりオススメは出来ないのですが本来冬眠をする種類を冬眠させずに飼育する場合はこうした温室の様なものがあった方が安心だとは思います。まぁそういった形の飼育をする方も世の中なかなかいらっしゃらないかもしれないですが(笑)

我が家はヒキガエルなど色々居ますし購入時はカマキリもたくさん居たので3段仕様にしましたがヒバカリだけ、とか少ない種類の生き物のみを温室で育てたいのであれば全然小さめの1段のもので良いかと思います。


 

こちらなど省スペースで良さそうですね。三角のテントのような形をしたものもお見掛けしますが水槽を置くと言うことになりますから□に近い形の方がオススメです。ただし我が家でも使用しているような3段などの一番上の天井部分が三角になっているものについてはその三角の頂点の部分になるところに1本棒を差しているものが多いのですがそういった形だと保温球を使いたい時にその部分にクリップで取り付けることが出来るので便利だなとは思います。温室については一見お値段が高めのものが多くありますがホームセンターなどを探すと案外安いものもあるので探してみると良いかと思います。

尚、我が家では保温については保温球を使用していることが多い、と言うかほぼメインになっていたのですが今年からはこちらを導入しました。


 

保温球からこちらの「暖突」と言う商品を使用するようになった理由が

①省エネ…保温球を使用するよりも随分と電気代が削減できるらしい

②安全性…保温球はかなりの高温になり火事の心配があるので

と言うところが大きかったですね。ちなみに保温球を使用していたのはリクガメを飼育する際に店員さんにオススメされたのがたまたまそれだったからと言うだけなのですが、恐らくその方が最初の購入価格だけみると安かったのでオススメされたのだと思います。しかし安いとは言え保温球は1000円以上しますし、つけっぱなしにしているので球切れも定期的にするため結果的に交換が増え高くつきます。その点暖突ならばずっと長い事使えるのでその分節約できるものと思われます。リクガメを飼育開始時は生体の値段+設備台とお金ががっつりかかるので少しでも安く初動を済ませたいという考えから保温球という選択肢をすすめられるがまま受け入れましたがこんな良いものがあるのであれば最初からこっちにしておけば良かったかもと思います。保温球はとても高温になりますし火事の心配もあるのですが私が何度もやってしまったのが火傷です。電球にふれるととても熱い。しかもその熱々の電球に水滴がかかろうものなら電球は割れてしまうんですよね。こういったトラブルはやはり素材がガラスって言うところにも問題があったように思えます。

保温球はかなり高温になります。ただしリクガメ的にはこれは必ずしも悪い話ばかりではなく1点が40度以上になる場所があった方が良いと言う話もあります。ただヒバカリなどの越冬にはそこまでの高温は必要ありませんからね。

 

一番いいのは部屋ごと暖める事

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