餌と水分3【餌の種類と特性2】

【イエコオロギ:オススメ度★★★☆☆】入手先=店舗

イエコオロギは様々なペットの餌に使われているので一番手に入りやすい生餌かもしれません。ペットショップは勿論、ホームセンターなどでも取り扱いをしているところが多いかと思われます。通販でもたくさん取り扱いがあると思います。

ただしイエコオロギはカマキリの餌にする場合少々気を遣わなければなりません。

届きたてコオロギ 

Sサイズコオロギ

S~コオロギ

コオロギはとても獰猛な性格をしているのでカマキリに危害を加える可能性がある危険な昆虫なのです。本来なら避けたいくらいの餌と思っていいでしょう。

ただし店舗で購入できる餌となると手に入りやすさから行き着く先がコオロギになってしまいます。冬場の孵化で生餌が手に入らない場合はミルワームと共にとても重宝する存在です。こいつだけはサイズを特に注意して与えましょう。下手したらカマキリが逆に餌食になってしまいます

コオロギも種類が色々ですが黒いフタホシコオロギやエンマコオロギはかなりサイズが大きいのでそれより小型と思われるヨーロッパイエコオロギが一番カマキリの餌としては向いていると思います。イエコオロギはまだ勝てそうな雰囲気ですが黒いものはかなり強そうです。あくまで私の感じ方で避けているだけなので食べれないわけではないと思いますがコオロギを与える際にはくれぐれも気を付けて与えるようにしましょう

ちなみに後ろ足をちぎってしまえば動きが遅くなるのでカマキリも多少捕まえやすくなるそうです。私は出来ませんけど(笑)

【コオロギの繁殖をしよう!】

コオロギもひとつ良いところがあります。成虫のオスメス揃えば簡単に繁殖を出来るので自宅培養出来ます。

我が家では成虫コオロギを購入した事はないのですがMサイズのいつもより大きめのコオロギを成虫カマキリの餌用に購入したところすぐに成虫となってしまい、そちらを持て余していたところ結果コオロギが繁殖活動をして卵が産まれました。

☆コオロギの増やし方

1、ケース内に卵を産む場所用に湿らせた脱脂綿を設置してオスメスコオロギを同じケースに数日入れておく

※メスは卵管と言う管がお尻にありオスはこれがないのですぐ見分けられると思います。

2、数日経過したら脱脂綿を取り出して別なケースに移動させる(成虫に卵が食べられない様にする為)脱脂綿が乾かない程度に霧吹きをしてラップなどで蓋をしておく霧吹きはコオロギ誕生まで続ける

3、暫くすると小さなコオロギ誕生

初齢、2齢などの小さなカマキリにはSSサイズのコオロギでも大きめなので初齢コオロギを誕生させると餌として重宝します。市販のものでも初齢は扱いがありますが弱いので通販や店舗で購入したのでは帰宅するまでに多少犠牲になる可能性があります。自宅で生まれさせてしまえばそのままカマキリのケースに直行出来るので助かります。

初齢コオロギ(自宅孵化)

ちなみにこちら気密性の高いケースの中で脱脂綿を常に湿らせる為霧吹きをするので結構な確率でカビの様なものが発生しますがあまり気にしなくて大丈夫です。それでもしっかり誕生するはずです。

温度設定は15度以上にしておくとスムーズに誕生をしてくれると思います。大体1週間程度で生まれると思うので成虫のコオロギがいる時には是非試してみましょう。

こちらは3齢コオロギかと思われますが1齢のメスカマキリから使用出来るかと思います。

カマキリの大きさを見てちょうどいいのを用意していきましょう。
【自然下に居るコオロギ:オススメ度★★☆☆☆】入手先=自然下

野生のコオロギも勿論餌として使えます。しかし私が苦手なだけかもしれないですが、捕獲の際にコオロギはかなりすばしっこいのであまり捕まえられませんでした。ショウリョウバッタなどは草むらなどに生息している場合そこを踏み歩いていくとぴょんぴょん跳ねてとても見つけやすいのですが、コオロギは草の根本の方に隠れる習性があるらしくとても見つけにくいです。彼らのテリトリーで野生のコオロギを捕獲するのは至難の業だと思います。

こちらを探す目的で餌取りに行くと言うよりは他の餌の虫を捕まえるついでにとれたらラッキーくらいに思っておきましょう。



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